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「グレートありがとウサギ」を見て思う、「巨大ロボット」も立派な「日本文化」だなぁと……。

日本人の特性は何であろうか。それを生かすことがこの国を再興させるのではないか、そんなことを災害後とくに思うようになった。

さて、災害があった後、テレビのCMはACのコマーシャルばかりが流れるようになった。いろいろ批判もあるようだが、これはこれで良いと思う。(当サイトでは過去記事・「金子みすず」の記事「ひなまつり」と「金子みすゞ」と「アフガニスタンの女性たち」への検索が増えてアクセス数が上がりました。拍手がここだけで数週間のうちに100個以上も付いている!)
そんな中、娘たちの子どもらには「ポポポポ~ン」の「あいさつの魔法」が人気のようで、なかなか放送されないフルバージョンの「おやすみなサイ」や「ただいマンボウ」を見たとか見たことがないとか話題になっていたそうだ。
そんな娘にyoutubeでフルバージョンを見せてやると、これはもう狂喜乱舞の喜びようでした。
で、その関連動画に「グレートありがとウサギ」や「キングさよなライオン 」というものあった。気になったのでちょっと見てみた。




お~、面白い。
一緒に見ていた娘も大喜び。私は思わず感心してしまった。
これが個人制作のMAD動画というから、一層驚いてしまう。
どうも日本人にはこういう本気のお遊びにも完成度の高いものを作ってしまう民族のようだ。
しかもそれを文化の域にまで高めてしまう国民性を持っている、いつもそう感じている。
刀の鍔や根付けといった何気ないものまで遊び心を付け加えて文化にしてしまう、そういう特性を昔から日本人は持っているのだ。
関連記事「アニメは日本文化を救えるか  第4回 文化はガラパゴス化することにその存在価値がある。そして、その象徴となるのが「アニメ」である。
だから、こんな一見何でもないようなMAD動画にも、私は感心してしまうのだ。

では、平成23年3月4日付け日経流通新聞の記事から。

タカラトミー餘家英昭氏――変形ロボ玩具、主力に育成(達人競争力を創る)

キャラの世界観まで提案

 車などの模型をロボットに変形させる「トランスフォーマー」は、タカラトミーが米玩具大手ハスブロと共同で手掛ける商品だ。タカラトミー側の事業部長を務める餘家英昭さんは企画をスタート時から支えてきた。企画のかじ取りとともに、ハスブロと対等な関係づくりに尽力し、同事業を年間100億円以上を売り上げるタカラトミーの柱に育て上げた。

 トランスフォーマーは、タカラの「ミクロマン」と「ダイアクロン」という2種類の変形ロボット玩具が前身だ。タカラが海外でも事業を進めるに当たり、米大手ハスブロと提携。同社が「トランスフォーマー」という名のアニメを製作し、その関連玩具という位置付けで売ることになった。タカラが生産と日本での販売、ハスブロが海外販売を手掛ける。
餘家さんはもともとミクロマンの企画担当者。1984年に「トランスフォーマー」が始動し、事業全体を統括する。ミクロマン時代を含めると入社以来30年以上携わっており、名前は海外にも響く。昨年は米国のファンイベントでトランスフォーマー生みの親として表彰されたほどだ。
ハスブロは米国を代表する玩具メーカー。トランスフォーマーの販売力よりハスブロの方が圧倒的に大きい。ともするとタカラトミーは下請けのような位置付けになってしまいがちだ。だが、餘家さんは「あくまでも対等な立場で共同企画を進める」ことにこだわった。
規模ではかなわなくても「知恵はタダ」と餘家さん。「企画の大元は日本から出すように」とメンバーに発破をかけてきた。
重要なのは「ただ変形の仕組みだけ提案するのではダメ」ということだ。キャラクターの世界観や遊び方、販売戦略まで見据えた企画を出すことで共同事業者としての存在感を発揮できる。
例えば今海外で人気シリーズとなっている「アクティベーダー」シリーズ。変形前の乗り物のスイッチを押すと、一気にロボットに変形する商品群だ。米パラマウント・ピクチャーズと組んだ映画の公開で小さな子どもにまでファン層が拡大したことを受け、この層に向けた戦略商品と位置付けて提案し成功した。
日本発の玩具という位置付けを揺るがせないためにも「規模を追うだけでなく、ブランド価値を守ることが使命」だ。トランスフォーマーにはミクロマン以来培った魅力がある。
変身前はミニカーとして、変身後はロボット模型として、それぞれ格好いいように。変形方法はミニカー状態を一目見ただけで想像がつかないように工夫をこらしつつ、直感的に変形できるギリギリの線を守る。
日本と米国では玩具のニーズが違う。価格志向の強い米国に対し、日本では精巧に作り込まれた商品が支持される。培った魅力は守った上で日本で商品の部品数などに差をつけ、価格設定を変えるなど落としどころを探る努力を今も続けている。
2社が強調しながらそれぞれの利益を追求する道は平たんではない。「まずはお互いを認め合う人間関係が必要」だ。昨年からは、日米の担当者を2ヶ月づつ双方に派遣する取り組みを始めた。人間関係を密にすることで「パートナーとしての関係を文化のように醸成したい」と将来を見通す。(高倉万紀子)

本文中に「価格志向の強い米国に対し、日本では精巧に作り込まれた商品が支持される。」とあるが、やはり日本では緻密なものが好まれるようだ。これが、ミニチュアやフィギュア文化が発達していくことになるのだろう。
過去記事 フィギュアも日本文化!?
こういうのを読むと、「巨大ロボット」も立派な「日本文化」だといって間違いはないだろう。

追記 それにしても、日本人が作った仏像を見るとこういう気質はよく分かる。変形バージョンを作ったり、違うものを組み合わせ合体さたり、元のもから名前を変えて違う造形にしてみたりと、とにかく「組み合わせ」好きな民族だ。(「みうらじゅん」の本に詳しい) こういうのは、日本の「漢字」にもいえる。過去記事「日本の漢字は「クロスカップリング」
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被災地支援で他にできること。 それは被災地で作られた商品を買うことです。

東日本巨大地震で被災地に対して、私たちがいまできることはなんでしょうか。
一つは、義援金や募金を送ること。もう一つは、物資をおくること。そのためには、必要以上の買い物をしない、買占めをしない、節電に努める……などなど。
これらは日本国民の中に深く浸透し、いまや「日本再生」のスローガンのようになっています。

さてもう一つ、他に出来ることがあります。
それは被災地で作られたモノを買うことです。
岩手・宮城・福島、そして茨城の特産品を買うことが、その地域の再起につながるということです。

JA福島 国に風評被害対策など要請
平成23年03月23日 朝日新聞

 JA福島は22日、県内の組合長ら幹部が集まって緊急会議を開き、農畜産物被害に対する緊急決議をまとめた。政府に風評被害対策や被害の補償を求めるとともに、国の費用負担で土壌の検査をすることなどを訴えている。
 決議は今回の放射能漏れ事故について、「生産現場の不安は極限に達しつつある」「懸命な生産努力を全く無にするものであり、強い憤りを禁じえない」と事態の厳しさを表現。会合では、出荷自粛、津波による農地の塩害、風評被害、土壌の放射能汚染、資金繰り難など、様々な不安が組合員に広がっていることを各組合長らが伝えた。
 JA福島は今後、損害の補償を求めるために被害記録をとり、県内農業の復興に向けて国や東京電力に全面的な支援を求めることを決めた。また、被害が拡大しない限り、春野菜の作付けは通常通り進めるとする作付け方針も決めた。庄條徳一会長は「放射能という目に見えないものにおびえながら、県内各地で組合員が頑張っている。未曽有の試練に直面しているが、くじけずに組合員の力を結集してがんばりたい」と話した。

風評被害は深刻であり、その地域で作られたもの(工業製品も含め)すべてが汚染されているかのように風聞されてしまうことが恐ろしいのです。(毎日新聞 2011年03月24日の記事「福島第1原発からの放射性物質漏えいを受け、日本からの農産物輸入が多い国々で輸入を制限する動きが広がっている。米国は福島など4県産すべての原乳や乳製品、野菜、果物類の輸入停止を決定、韓国や香港も同じ動きを見せている。中国は日本製食品に対する全国規模の放射線検査を指示し、台湾では加工食品や家電など機械製品まで検査対象にした。「安全安心」だった日本産品への信頼は大きく傷ついた格好だ。」)中国では日本製品のものが返品されているとのことだ。

日本人であるなら、いまこそ被災された土地のものを買うことです。
いま優先されることは現地の救済であるが、生活基盤が整って来れば、次は地元産業の再興が必要となってきます。そして、その被災地で作られた農産物、水産物、食品や工業品を買うことが、復興支援となるのです。
安いからといって中国産のモノに飛び付くのではなく、今回の巨大地震で被害を受けた東北・北関東で作られたモノを買うことが、それら地域の立ち直る切っ掛けになるということを理解しなければなりません。
いまスーパーやGMSなど流通業は、原発報道の影響から被災地の商品を排除する動きが出てきました。これも消費者の立場となればそれは致し方ないことでしょう。
しかし、流通業各社の皆さま、風評が下火になったなら、積極的に被災地の商品を拡販していただくように願います。
こういった流れを作ることも日本復興の一助になると思います。

さてということで、今回の巨大地震で影響を受けた被災地の商品を、スーパーに行って買ってきました。

会津こしひかり福島県産こしひかり
数年前に福島に旅行に行ったとき、ご飯が美味かったので、それ以来、福島県産のお米を買っています。
過去記事 会津若松に行って来ました。鶴ヶ城は良かった!

福島は何度か行きました。それもこれも「新田義貞伝承を追う ①各地に残る勾当内侍の墓の謎」でも書いたように、福島県東白川郡棚倉町に新田義貞の墓があるということからであった。(ただここにはまだ行ってない。)
福島は、新田一族の世良田氏(徳川氏)の末裔と天海の接点となった場所でもあって謎も多い場所なので、落ち着いたらまた行きたいと思っています。

会津ひとめぼれこちらは「福島県産ひとめぼれ」。他に「茨城産コシヒカリ」や「岩手のひとめぼれ」もありました。
なにより日本人なら「米」を食え!(「けいおん!!」の律も言ってるぞ「過去記事」)
過去記事「こめ」「弁当」「おにぎり」で「文化防衛論」

福島県南相馬産こしひかりこちらは「福島県南相馬産こしひかり」のPOP。南相馬は被害の大きかった所としてかなり報道されてました。「相馬野馬追」祭りは勇壮だと聞いていたので、一度は見てみたいと思っていましたが……。今年は無理だとしても復活することを願います。

仙台みそこちらは「ジョウセンの仙台みそ」
仙台味噌醤油株式会社は仙台市若林区とある。若林区も震災報道でよく耳にした場所。

三陸産カットわかめ「三陸産カットわかめ」
まさに今回の巨大地震の影響をもろに受けた三陸沖のものだ。
産経ビジネスの記事からhttp://www.sankeibiz.jp/business/news/110322/bsd1103220501004-n1.htm

「海産物の宝庫」は壊滅状態 東京中央市場、鮮魚入荷3割減
水産物市場への影響は必至だ。岩手、宮城の両県で国産ワカメの8割を占めていたが、収穫期を襲った災害で入手は困難になる見通し。主力商品として、40年近く三陸産のワカメを取り扱ってきた北九州市の海産物会社は「取引している気仙沼の漁業者と連絡が取れない状況で、調達のめどは立たない」と肩を落とす。

とあるように海産物は大打撃となっている。

岩手産 鮭ビンこちらは「岩手県産 鮭ビン」。製造元は岩手県大船渡市とあった。
水産加工品の多くはこの地方で作られているものが関東に来る。(静岡県の焼津湾も多い)
いま魚の缶詰が品薄状態であるのは、ここが壊滅状態であることが影響している。
上記、産経ビジネスから

水産物市場への影響の背景には、日本の漁業における三陸海岸の存在感の大きさがある。入り組んだリアス式海岸が養殖に適していることから、ワカメやカキなどの大産地となっていただけでなく、宮古、釜石(いずれも岩手県)、気仙沼(宮城県)などの各市にある漁港は、サンマやカツオなどの漁獲量の多さで知られていた。<中略>農・水産物で、これまであった生産量の大部分が失われれば、「需給バランスに影響する」(全漁連の吉田専務)。国産品が品薄になり価格が上がったり、輸入品が増える可能性がある。
 三陸海岸をはじめ、日本の食文化にも大きな影響を与えてきた被災地の漁業や農業。政府には、地元自治体が進める復興に向けた取り組みを強力に支援する態勢の構築が求められる。農水省では「漁村の復興には、施設を整備し直すことが重要。……

とある。日本の食を守るといった意味においても災害にあった地域の復興が重要であるということだ。

奥の松清酒「奥の松」。福島県二本松市。

大七 純米生酛清酒「大七 純米生酛」福島県二本松市。
テレビ朝日で、宮城県気仙沼市にある「男山本店」が災害を受けながらも清酒を作っている様子を放送していた。
「酒」は特産品としてのシンボル的役目を果たし、地元の希望となって復興への大きな光を指すことになると語ってました。
その通りです。だからこそ災害に遭われた地域のモノを買って上げることが、救済支援の一助になるということです。
ほんと、それにアルコールが飲みたいなら清酒も飲め。「ボジョレーヌーボーの解禁日」で騒ぐよりも、被災地の「清酒」の復活を祝え、って思います。
過去記事 ハロウィンよりお月見を、ボジョレー・ヌーボー解禁日より新嘗祭の日を……。

ということで、これ以後も被災地の商品に目を向けていきましょう。(ベンダー・問屋、流通業者各位のみなさまも含む)
これも「日本再生」につながります。

グチ2。 節電、節電と唱えているのなら、まず下らないバラエティー番組や韓国ドラマばかり放送するテレビ局こそ放送するな。

前回記事
本日は計画停電で、夕方3時から夜7時まで停電。昨日は夜7時から夜10時まで停電だった。
これで仕事は作業が二倍で、売上半分だ。
停電の間は、店舗ならばその間営業することはできず、工場ならばその間機械を動かすこともできない。
停電による経済的停滞は免れず、それによる復興支援の遅れも指摘される。停電の影響は計りしれない。
まあ、それもこれも、東北の被災された方々を思えばこそ「停電」に我慢ができるというものである。

さて、会社の休憩室で昼食を食べてながらテレビを見ていた。
誰もチャンネルを変えないので日本テレビの「DON」という番組が流れていた。
タレントや司会者や女子アナがふざけて騒いでいるだけで全く面白くない。不快すらある。
こんな時期なのでバラエティー番組は不謹慎だ、とは言わないし、面白いのなら何も文句は言わない。だが、芸なしタレントの楽屋落ちのような話をただ垂れ流しているのはどうかと思った。
そのうち誰かがチャンネルを回した。
災害のニュースが見たかったが、NHKはドラマで、民放はCMを流していて丁度やってない。結局、フジテレビになった。
これが「笑っていいとも」だった……。これも似たり寄ったりの騒がしさ。
どうでもいいことだが、許せなかったのはACのCM(金子みすずの詩)を茶化していたことだった。
詳しくはここで

すべてのバラエティー番組に対して、不謹慎だとか自粛しろとか言わない。笑わせてくれる、楽しませてくれるならそれでいい。だがこんなものを垂れ流し放送している方が、余程、電気のムダ遣いじゃないのかと思ったのは私だけではないはず。
復興のため、被災地救済のため、電力不足解消が社会のためになる、そういうことで節電に協力しているのであって、下らない番組を作るテレビ局のために停電に耐えているのはないはずだ。
無駄な電力をこういうことに使うテレビ局や、東京23区は停電がないという不公平さに、東京中心の社会構造に怒りさえ覚える。
プロ野球のセ・リーグのナイターは節電に反するとマスコミは叩いているが、そんなことを偉そうに言うのなら、まずテレビ局の放送を輪番制して、率先して節電すればいいと思う。どうせ、下らないバラエティー番組しか放送しないのだから。

こんな記事を読んだ。
台湾TV番組、義援金21億円…馬総統も参加

【台北=源一秀】台湾の赤十字会総会は21日、日本赤十字社に対し、テレビのチャリティー番組に寄せられた東日本巨大地震の義援金約7億8000万台湾ドル(約21億円)を送ると通知した。
 台湾で一日に集まった義援金としては、過去最高額と報じられている。
 この番組は、赤十字会総会と中華電視などのテレビ局が18日夜、歌手のジュディ・オングさんやビビアン・スーさんなど芸能人、サッカー元日本代表・中田英寿さんら100人以上を集めて4時間半、生中継した。
 馬英九総統も番組に参加、「日本の友人を助けよう」として、自ら20万台湾ドルを寄付した。
(2011年3月22日18時57分 読売新聞)

さすが、台湾は親日家が多いというのは本当らしい。それにしても、なぜ日本のテレビ局ではこういったことができないのか。
国民一流、政治が三流というが、テレビ局(民放)は四流以下だというのが、今回の震災報道でよく分かった。

日本のテレビが腐っている例

3月10日に放送された韓国ドラマ
BS日テレ
10:00 韓国ドラマ チョン・ヤギョン 
12:00 韓国ドラマ 宝石ビビンバ
13:30 韓国ドラマ 18・29~妻が突然18歳!?
16:00 韓国ドラマ 王と妃
21:00 韓国ドラマ 千万回愛してます 

BS朝日
09:00 韓国ドラマ「ソル薬局の息子たち」 
12:00 韓国ドラマ「揺れないで」
15:00 韓国ドラマ「ガラスの城」
22:00 韓国ドラマ「妻の誘惑」 

BS-TBS
17:00 韓国ドラマ・春のワルツ「涙の井戸」
03:00 韓国ドラマ・ファン・ジニ

BSジャパン
18:50 韓ドラ☆チュノ~推奴~

BSフジ・181
17:00 韓国ドラマ『太陽の女』

TBS
10:05 韓流セレクト「パスタ~恋が出来るまで~」
01:55 春のワルツ

フジテレビ
14:08 韓流α・タルジャの春 
15:00 韓流α・テロワール

テレビ東京
12:00 パートナー

これ、どこの国。

BS日テレなんて韓国ドラマ専門チャンネル?
それにほかには通販番組ぐらいしか放送していない。
ほんとにこれ日本のテレビ局ですか?こんなものこそいらないんじゃない。
節電、節電と唱えているのなら、まずBS放送をやめた方がいい。

ならいっそのこと関西の番組でも流したらどうよ。「たかじんのそこまで言って委員会」とか「ビーバップハイヒール」とか……その方がいい。節電になるし、高額タレントに払うギャラは被災地に寄付できるし……。

グチ。

前回記事の続き
ガソリンスタンドの前で、早朝から並んでやっと入れらました。寒かった。

その車中で、東日本大震災の報道を携帯のワンセグテレビでずっと見ていた。
民放のワイドショーを見ていたが、なぜか沸々と怒りがこみ上げてきた。
何なんだろうか、あのコメンテーターという人種は。正論を振りかざしているようで、言っていることはほんと他人ごとだ。経済評論家とか芸能タレントとか局アナとか、適当なことばかり言って、まったくバラエティ番組感覚でやってるのだろう。
それに東京の人ってどうしてあんなに冷たいのかね。
街の人へのインタビューでは「東京タワーの照明が消えて寂しい」とか「いつもなら花金で一杯だが、居酒屋もやってないので今日は帰ります」とか「上野動物園のパンダが見られなくて残念」とか「東京ディズニーランドが閉園していて近在ホテルはキャンセル、近隣商店も儲かりません」とか「停電になって炊いていたご飯が半煮えになって、捨てました。どうしてくれる」とか「いつも食べている納豆が買えない」とか……。
そんなのばかりでした。
私が聞いて怒るくらいですから、東北の被災地の方々もっと怒っていいのではなか、と思います。

計画停電が東京で行われないのはおかしいよ。実際にそういう状態になっていないから、こんな能天気なことがいえるんじゃないのか。

それに、モデルのマリエの「くだらね、世の中チャリティ産業かょ」「おおくのひとと写メをとってあげてがんばろうねっていってあげるほうがいい」とツィッターに書き込んで炎上したという話は本当なのか?
事実なら酷い話だ。
それにしても日本の芸能人というのも、こういう災害時支援のときはあまり活動しないのはなぜだろうか。韓国芸能人の方が募金活動で目立つというのもはおかしなことだ。
普段は「芸能界のご意見番」とか「冠レギュラー番組を何本も持つ大物タレント」なんてえばっているが、肝心なときには沈黙してしまう。何億も稼ぐタレントが、番組では大口叩いていても、全く頼りにならないということでしょう。(島田伸介っていう奴は……、どうせ自分の番組で「東北がんばれキャンペーン」なんてコーナーを作ってネタの一つにするのだろう。そこで涙の一つでもこぼすのだろうか)

あっ、そっか、芸能人のみなさんは、「和田アキ子のお誕生日会」(4月10日)の準備で忙しいのか。
まさか、やらないよね。(いい歳こいて何がお誕生日会だよ。幼稚園生かっ。)
それとも、今年は自粛してやりません、と発表するのかな。
まあ、どうでもいいことだ。

ちっと、あまりにも民放の災害放送がひどいので、愚痴ってしましました。

東日本大震災で思うこと。 「自粛ムード」反対する人たちって

前回記事

ガソリンがない。
大型の給油所に朝の5時から並んだ。その時、すでに50台以上の長い行列があった。聞けば、前日の深夜から車中で待っていた人もという。
朝8時の開店予定。そのころには数百台の車の列ができていた。
パトカーも来て、道の端に寄せるようにとスピーカーから指示が出る。
まるで大型ショッピングセンターか何かの開店前のような混雑だった。
ただ、違うのは、そこに並ぶ人の顔が、寒さと疲労の色が滲んでいることだった。
さて、そろそろ8時というころ、給油所の従業員が「本日は営業致しません」というプラカードを持って現れた。
何と、早朝から並んでガソリンが入れられない。
お客の中には、その従業員に詰め寄る人も出て、一部が暴動状態に。
ただほとんどの人は溜息を吐きながら諦めて帰る。被災地の方々思えばこの位は仕方ないと思って……。

従業員いわく、本日どころかいつガソリンが入荷するか分からない状態とのこと。
元々、ガソリン自体が出回っていないのだ。
近隣の他の給油所も同じような状態で、そもそも店が開いていない。
他の地域の情報を求めたが、どこも同じようであるという。
そう、どこにもガソリンがないのだ。

災害時において、地方都市での問題は、ガソリンだということが分かった。
交通網のない地方では、自動車がなければ生きていけない。(都会では分からないかもしれない。これは地方に住む人でなければ分からない現実的問題)
食料や停電の方ばかり報道されているが、いま一番の問題はこれではないだろうか。


さて、流通業に身を置いていると、今回の震災のことについて各方面からいろんな話を聞く。
ベンダーや問屋、営業の方から聞くと、事態はななり深刻のようだ。
あの一流企業の工場が動いていないとか、超有名企業の物流システムが崩壊しているとか、品物はあるが物流トラックの燃料が不足していて物が運べないとか……。それに各企業の現状の営業状況を○△×を示した表を見たが、そこには誰も聞いたことのある企業名があったりした。(とてもネットではその名は出せません)
売上の大幅減も出て、今後の復旧の目途も立っていない企業もあるから、最悪倒産、もしくは従業員のクビにも関わることになる。
経済的に本当に恐ろしいのはこれからなのだ。

現在も進行形で災害の影響は出続けているし、これからも思わぬ事態が出てくるだろう。
それに備えて、ガソリン・燃料、食料、水、電気、交通網、情報網、インフラ設備……、生活に必要なことに重点を置かなければならないと実感した。

さてさて、それなのに、どうも今回の災害の影響を楽観的に捉えている人も多いようだ。
堀江貴文が「震災による自粛ムードは景気悪いからやめろ」といった話や、「おちまさと」の自粛や不謹慎についての記事などといったものに見られるような「自粛ムード」反対といった人たちの言に、私は違和感を覚えてならない。
「過剰な自粛は経済を停滞させる。だからイベントはどんどんやれ」といったものや「自粛ムードは不謹慎という名の変な精神論」あるは「自粛・不謹慎は、日本人の相互監視、相互規制(ムラ社会)」村上たいきの記事、あるは、ラジオ文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」では「おすぎ」が自粛ムードに文句をつけて「イベントとか自粛するのはおかしい。映画は金払う人が見ればいいんだから関係ない」といったバカももいて、それに同調して吉田照美は「そうだ、そうだ」と相槌を打っていた。(本当のバカはこういう人たちを言う。ヘキサゴン的おバカは「無知」であって、知識はあっても社会的アホはこんな人々だ)
「被災地の人に悪いからとか不謹慎だからといって、イベントを中止したりするのも愚の骨頂だ。」とホリエモンは言うが、ガソリンもない、停電で電車も動かない、スーパーに行っても食料品・日用品は品切れ、関東地方でも断水して風呂にも入れない……、そんな状況でイベントもなにもないだろう。
「自粛ムードは消費を低迷させ、日本復興を遅らせる」なんて論説は、説明させられなくても中学生でも分かることだ。それを経済ジャーナリストだか大学教授だか難しげな言葉を使って小銭を稼いでいる。
いまはその段階ではないだろうが。

自粛ムードを批判する人々の本心は、実は違うところにあるのではないのか、と思う。
昭和天皇ご逝去時の自主規制や自粛ムードのことが、頭にあるのではないのか、そう思えてならない。
日本が国難をむかえて、国民が一つになることを非常に恐れる日本人がいる。そんな人々は一様に「自粛ムード・自主規制」に対して異常なまでに拒否反応を示す。
そういった観点から見ていくと、この自粛ムード批判をする人々が、常日頃「反日的」だと言われるような人たちであることがわかる。

これは続きます。



東日本大震災により、関東地方にも深刻な影響が出始めました。

地震の影響で明日から「計画停電・輪番停電」が始まりますが、群馬県もその対象となりました。
埼玉県も停電となるから、今後会社もどうなるか分かりません。
まして、ブログ更新の時間も取れるかどうか……。(まあ最近は更新してませんが)

それにしても、関東地方は地震そのもの被害よりも、その後の影響の方が深刻になってきました。
商業施設は軒並み営業していませんし、店は開いていても、そこに客が殺到して争うように食料や水を求めています。
何よりも品物が入荷していないため、食料品は品薄状態となっています。
ガソリンスタンドにも行列ができ、灯油や電池などを買う人が多く出て、パニックのような状況を呈している。
こんな状況を見ると、今後、関東地方を含む東日本がどうなるのか不安になります。
一般市民から見ても、この状況は時を追うごとに悪化していくのではないかとも予想されます。
日本は将来的に、これから東西格差が起きて「西高東低」の時代になるのではないか、そう思えてなりません。
(説明する時間がない)

それにしても東北の被災地の避難所の方々を見て、家族や地域コミュニティーがいかに大切で重要であるか、改めて考えさせられました。
過去記事
マイケル・サンデルか池田信夫か、どちらが正しいのか? 大震災のときだけコミュニティーの大切さを問うのでは意味がない。
まさかこの2カ月後にこんな大災害が来るとは思いもよりませんでした。

あと、思ったことを羅列。
テレビの災害放送を見て思うのは、「節電」を訴えるなら、民放各社は競うように24時間放送し続けることこそ、電力のムダだと思うのだが。こんな非常時こそ民放共同にして、一社のみで放送しればいいのではと少しだけ思った。
それになんで「東京ディズニーランド休園」という情報をテレビでわざわざ何度も繰り返し言う必要があるのだろうか。(テロップも何度も流れる)
こんな時にディズニーランドに行くバカもいないと思うし、こんな情報よりも、他にもっと重要な情報を流せと思ったのは私だけではないはず。

それに、「津波で新韓流ブームも打撃」とか「日本沈没」とか報道した韓国メディアも酷いが、韓国のネット掲示板には「日本が壊滅で大喜び」「侵略戦争を仕掛けた日本への天罰」などといった書き込みかなりあるという。
許せない。
海外からの多くの支援や哀悼の意が上がる中、こういう卑劣な奴らがいるというこも忘れてならない。

谷沢永一さん死す。 

谷沢永一さんが亡くなられたというニュースを聞きました。 

辛口批評の保守派の論客として知られた文芸評論家で関西大名誉教授の谷沢永一さんが8日午後11時23分、心不全のため兵庫県伊丹市の病院で死去した。81歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻美智子(みちこ)さん。専門は近代日本文学の書誌学的研究で、書評や社会評論で幅広く活動。既得権益を守ろうとする人物や行動を、痛烈に批判する舌鋒の鋭さに定評があった。 2011年3月9日


当サイトでは、結構谷沢さんの本からいろいろ引用してました。
とにかく、朝日新聞は森繁久弥さんの墓前で謝った方がいい。の記事では、「こんな日本に誰がした 戦後民主主義の代表者・大江健三郎への告発状」(クレスト社)から。
「神社は違憲なので撤去」、そんな日が来るかもしれない。の記事では「天皇制という呼称を使うべきではない理由」(PHP研究所刊)から。
「奇妙なり一郎」、小沢一郎は平成の清河八郎だ! ということは最期は……。の記事では、「大国・日本の正体」(講談社文庫)から。
「可愛気」と「ダイアナ妃」で考えさせられることの記事では読売新聞の編集手帳の引用から。(元ネタは「人間通」新潮社)
とそれぞれの本から引用させていただきました。
他には『悪魔の思想―「進歩的文化人」という名の国賊12人』(クレスト社) や『山本七平の智恵 日本人を理解する75のエッセンス 』(PHP研究所)や『皇室傳統(皇室伝統)』 (PHP研究所)などもよく読みました。

それにしても、谷沢さんの朝日新聞的進歩的文化人を叩くときの破壊力はすさまじいものがありましたね。
なんだかんだいろいろあるでしょうが、こういう口うるさい論客というのは、左右問わず、いつの時代にも必要ですよね。
そういった意味においても、谷沢さんの「毒」は各方面に影響を与えました。こういう激しさを私も見習いたいものです。
いまは、保守派、反朝日、反サヨクはかなり増えたが、昭和は進歩的文化人全盛の時代だった。保守派論者なんて言うと岩波・朝日新聞系から変人扱いされ(バカにされた)、とても文化人とは見なされない、そんな時代だった。だからそんな時代にサヨク系の人々と争った保守の論者に深く尊敬してしまいます。
山本七平しかり、小室直樹しかり、江藤淳しかり……そして谷沢永一。
彼らの著書を読むと、どこか骨太の印象を受ける。それは知識人なんて自ら嘯いていた左派とガチで闘っていたからだろう。

ご冥福をお祈りいたします。

多胡碑の日本語

読売新聞 平成23年2月25日 コラム「随想ぐんま」から 

感銘凝縮 多胡碑の日本語 県立女子大群馬学センター 副センター長 熊倉浩靖
上毛かるたに「昔を語る多胡の古碑」と詠まれる多胡碑を訪れた方も多いことと思う。
その多胡碑が建てられて(厳密に言うと、多胡碑に記される多胡郡という郡が建てられて)1300年を迎える。この3月のことである。あまたの記念行事が企画されているが、この機会に改めて多胡碑を実見していただきたい。幸いにも、3月13日までの土、日曜日、普段は閉じられている覆い屋の扉が開けられ、多胡碑を直に見ることができる。
碑面に「多胡」という字を発見して感動を覚えられるに違いない。文字の素晴らしさに目を見張る方もおろう。説明者のガイドに従って碑文がいま読めることに驚きと喜びを感じられる方が大半と思う。解釈の中にも興味深くて引き込まれる議論が多くあるが、まずは、いま読めることの凄さを感じてほしい。
読めるというのは、文字一つ一つが確認できることではない。文として読めるということだ。日本語で書かれているからである。当たり前のことではない。日本人は固有の文字を持っていなかったからである。
隣には文字の超大国・中国があった。漢字・漢文に基づく文の世界秩序が作られていた。卑弥呼の王邸にも倭王武の王邸にも中国語が飛び交っていたと見られる。
漢文で苦労された通り、その文法は私たちの言葉の並びとは異なる。同じ文字に託す音が違う。その苦心が漢文読み下しという文体を作り、万葉仮名から平仮名を生む。その過程で日本国も日本語も成立する。日本誕生の最も感銘深き場面が多胡碑には凝縮しているのである。
それが、いまも読めるということなのだ。同じ努力は多胡碑と共に上野三碑と称される山ノ上碑(681年)、金井沢碑(726年)にも刻まれている。その凄さを実見できる我ら群馬県民、まして1300年という節目に出会えた我らは幸せ者ではないか。

上毛かるた 多胡碑「上毛かるた」には「昔を語る多胡の古碑」とある。

中国から輸入された漢字を日本流にアレンジし日本語を生みだした時期に「多胡碑」が建てられたというのか……、そんな意味があったとは知らなかった。
「オリジナリティの基準は根源ではなく分岐点にある」という「文化分岐点論」を信奉する私としては、このコラムに深い興味を引かれました。

過去記事
日本文化論。「オリジナリティの基準は根源ではなく分岐点にある。」 明石散人「日本史鑑定」から
日本の漢字は「クロスカップリング」

アニメは日本文化を救えるか 第8回 大切なことは何か

読売新聞の特集記事「人物語 異国の風」は以前「日本文化を継承するものが日本人だ、と思う。」のときに触れましたが、そこに日本のアニメに関連した外国人のことが載っていたので書き起こしてみました。

読売新聞 平成23年2月20日 人物語 異国の風
「プリキュア」子供に感動を 元革命闘志「夢のアニメ」
東京・新宿の映画館は、子どもたちの熱気が渦巻いていた。人気アニメシリーズ「プリキュア」劇場版9作目の昨秋の試写会。プロデューサーのギャルマト・ボグダンさん(42)は、スクリーンを見つめる子どもたちの表情を迫った。笑ったり、驚いたり――。胸がギュッと締め付けられた。ルーマニアで過ごした幼い日々、自分が所属する「東映アニメーション」のアニメを夢中で見たことを思い出した。
首都ブカレストに生まれ育った。当時は社会主義国だったが、日本のアニメなど西側の文化が流入した時期があった。熱中したのは、タマゴの殻をかぶった黒いヒヨコが主人公の「カリメロ」。長編アニメ映画「シンドバットの冒険」にも胸を弾ませた物語性の高さが深く心に残った。
1989年12月24日、愛犬バルザックが消えた。一晩中探し回ったが、翌朝、玄関前で冷たくなっていた。「脅しだ」。そう思った。
チャウシェスク大統領が独裁を強めるルーマニアは、民主化運動も激しさを増していた。ボグダンさんも16歳から運動に身を投じ、逮捕されたこともある。革命が始まった同月21日からは、当局側との銃撃戦の中にいた。「命を失うかもしれない。でも自由のためには行動しかない」。25日に大統領が処刑され、革命は実現。だが、その後も当局が迫っていると伝えられ、90年、ハンガリーへ。
ブタペストの大学に通い静かに暮らすうち、日本の文化やアニメに興味があったことを思い出した。日本の留学生制度を利用し、92年春に来日。千葉大で大学院まで7年間、日本文化や工芸を学んだ。
「今度、遊びに来いよ」。2006年に友人を介して食事をした際、そう言ってくれた男性は東映アニメーションの人だった。カリメロを作った会社だ。現在は同社の企画開発スーパーバイザーを務める清水真治さん(58)。すぐ同社を訪れた。
「遊び」ではなく、いきなり履歴書を出して驚かれたが、まずアルバイトとして採用された。少子化で国内市場の先行きは楽観できず、「日本人にないパワーや国際的な感覚が欲しかった」(清水さん)という。
ボグダンさんは電話番をしながら何度も企画書を提出。まもなく採用された企画は、07年秋からのテレビアニメになった。08年、社員に登用された。

プリキュアの劇場版はプロデューサーとして3作目。アニメの作品ながら、物語の舞台となるパリの街に迫真性を持たせるため、スタッフを連れて現地に赴いた。街角の建物を写真やビデオで記録するため、故郷で見についたフランス語を駆使し、現場責任者として様々な交渉に臨んだ。清水さんは「突進力と人なつこさは大きな武器」と話す。
昨年、ルーマニアへ帰省した時、弟のオデビューさん(39)が犬を贈ってくれた。「革命から20年。もう乗り越えないと」。革命の時に殺されたバルザックと同じ黒いコッカースパニエル。ポッキーと名付けた。バルザック以来の愛犬となった。
ポッキーを傍らに、故国を思う夜がある。今、ルーマニアで放映される日本アニメは多い。かつての自分のように、少年少女が胸を弾ませてくれるかな――。
「故郷も忘れらないけれど、日本の人たちは僕を温かく受け入れてくれた。この地でずっと暮らし、子どもたちに感動を伝え続けたい」

「プリキュア」 読売新聞
ギャルマト・ボグダン氏と私はまさに同年代、「カリメロ」は私もよく見てました。
何の接点もないルーマニア人と日本人の私(ともに「おっさん」)、この二人の共通点が、懐かしい日本アニメ「カリメロ」だというのが、考えてみると面白い。
まあ、これも「文化」でつながるっているということになるんだなぁと、しみじみ思う。
それに、うちの娘は小学校低学年なので、まさに「プリキュア世代」。劇場版9作目「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」はフランスでも公開されるというから、将来、プリキュアを見たフランス人の少女と私の娘がどこかで出会えば、共通の思い出として「プリキュア」の話をするかもしれない。
大事なのはこういうことなんじゃないかと、思う。

ここで、前回の記事 アニメは日本文化を救えるか 第7回 これからの「クールジャパン」は、消費される文化を目指すのではなく、日本文化を広め、深める道を進むべきではないのか。とからめてみましょう。

では「プリキュア」はディズニー・ピクサーCGアニメ映画のように大ヒットするだろうか。しないだろう。ヨーロッパ全土を席巻する話題作となるだろうか。決してそんなことにはならない。
それに、昔の日本アニメ「カリメロ」や「シンドバットの冒険」はどうだろうか。大きな収益を得られただろうか。そんな話は聞いたこともないし、まして経済効果という点でいえば、大した儲けにもなっていないだろう。
しかし、どうだろう。経済からみれば大して影響を与えなかったかもしれないが、文化という点から見ればどうなるだろうか。
日本のアニメに強烈な影響を受けた人々がいたという事実があって、これからもそんな体験をする子どもが出てくることになるということだ。これこそが重要であり、まさに本当の意味での「クールジャパン」とはこういうことを言うのではないだろうか。

またこんな記事を読んだ。http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0030350/index.html

実写版「ドラゴンボール」のオファーは断るも「マジンガーZ」へ熱いラブコール!巨匠アレハンドロ・アメナーバル監督新作を語る!
映画『アザーズ』『海を飛ぶ夢』など、多彩なジャンルの力作を送り出してきたアレハンドロ・アメナーバル監督が、新作映画『アレクサンドリア』について熱く語った。『アレクサンドリア』は、4世紀のエジプトを舞台に、女性天文学者のヒュパティアと弟子たちの激動の運命を、壮大なスケールで描いた一作だ。
<中略>
ところでアメナーバル監督といえば、『アレクサンドリア』を撮る前にハリウッドで『ドラゴンボール』を監督するうわさがあったが、その真偽について監督から「確かに『ドラゴンボール』をやりませんかという話はあったけれど、そんなに好きな作品ではなかったんだ。やるとしたら『マジンガーZ』がいいなぁ……。『マジンガーZ』を監督できたら、夢のようなんだけど!」という意外なコメントが飛び出した。アメナーバル監督が『マジンガーZ』!? そんなプロジェクトが実現したら、ぜひ観たいと思う人も多いはず! 日本のプロデューサーは、オファーしてみたらどうだろうか? 2011年2月28日

(「マジンガーZ」とはまた懐かしい。)
「マジンガーZ」にしても海外で大ヒットというわけではないだろう。まして大きな経済効果を上げているわけではない。しかし、日本のアニメに影響を受けた人が世界各地に多くいるということなのだ。
何か言いたいかといえば、目先の「経済効果」ばかりを追って、アニメ・マンガの「文化」としての価値や役割を見失ってはいませんかということ。日本のアニメやマンガが思惑以上に売れていなからといって「クールジャパン」は存在しないといった論理は少し違うんじゃないかということだ。

堀淵清治著「萌えるアメリカ 米国人はいかにMANGAを読むようになったか」(日経BP)から一例。

89年に『うる星やつら』をアメリカで出版したとき、業界では高橋留美子の作品を「Too cultural(日本的過ぎる)」と評する声もあった。彼女の作品には、日本のお祭りやお正月の様子など民族学的な要素が多く盛り込まれているため、ごく一部のファンにしか受け入れられないというのである。
「高橋留美子はアメリカでは売れない」。何度もそんな言葉を耳にした。
実際にフタを開けてみると、彼らの言う通り『うる星やつら』は期待したほどヒットしなかった。絶対に失敗できない大切なタイトルだっただけに、僕らは大きく肩を落とした。
<中略>
しかし、諦めることなく彼女の作品をアメリカファンに届けていくことを決めた。「高橋留美子はアメリカでは売れない」。その言葉を撤回させたかったからだ。
<中略>
そして、ついにリベンジの時がやってきた。92年の6月から、ダイレクトマーケット向けの月刊コミックス「らんま1/2」の出版が始まると、ファンの間ですこしずつ話題になり、翌年リリースしたビデオが、全米のアニメランキングで初登場トップに躍り出たのだ。「ANI-MERICA」での大々的なプロモーションも功を奏し、狙い通りの結果となった。当時の我々にとって、このアニメの成功はまさに救いの雨以外の何ものでもなかった。アニメの売れ行きに乗じて、マンガ「らんま1/2」もまた部数を伸ばして行ったのである。

そして、これが後にアメリカで「犬夜叉」が大ヒットにつながったと、本書では詳しく綴っている。

つまり、必要なのは「種をまくこと」。ヒットという花を咲かすには、種をまいてから水をやって育てていかなければならない。そのためには時間も手間も必要なのだ。何度も繰り返すが、目先の「売り」にとらわれ過ぎるな、ということだろう。だから前回取り上げた論者の意見には大反対だ。
昔の日本のアニメ「カリメロ」や「マジンガーZ」などに影響を受けた世界の子どもたちが、いま大人になって「アニメ=日本文化」の擁護者となっていくのだ。
大切なのはこういうところだ。
前出の堀淵清治著「萌えるアメリカ」から引いてみる。

「OTAKU」現象の最も面白いところは、「japanophile(ジャパノフィル)=日本偏愛」という造語が現れるほど、マンガやアニメを入り口にして日本の文化や歴史、そして言語や政治、時事現象に至るまで並々ならぬ興味を持ってのめり込む「超親日」を生み出しているという点である。極端な例では、白人のアメリカ人であるにも関わらず、とにかく日本に住みたい、日本人になりたい、というような「同一化願望」を抱く日本オタク(とくに白人)を揶揄する「wapaneseka(ホワパニーズ)」などというスラングまで造られ、インターネット上で密かに使われてもいる。
もちろん、こうした嗜好を持っている人々はアメリカではごく少数である。しかし、媒体は何であれ、外国人が日本人の文化や精神性に近寄ってその独特の「世界観」に浸るという現象は、日本のオタクがマンガやアニメ、ゲームなどの「異世界」にハマる現象と、マインドトリップ体験という意味では、さほど変わりはないかもしれない。

マンガやアニメを入り口にして「超親日」を海外で作っていく。つまり、揺るがないガッチリとした日本ファンという名の固定客を増やしていくことがいま必要で、まさにその段階なのだ。それを売れることだけを目的の市場原理に合わせていけば、結果ツマラナイものしか生み出さなくなる。それでは本末転倒となっていくことになる。(この辺りは、このシリーズの過去記事で)

この前、ラジオ・ニッポン放送の茂木健一郎の番組に夏目房之助がゲストで来ていて、マンガの話をしていた。その中で日本マンガの国際化についての話があった。ここで夏目氏は、日本のマンガの海外での経済効果は微々たるものだが、日本文化ファンを増やすことが大事で、引いてはこれが「日本の安全保障となる」といった話をしていた。
正にその通り。要は、その国の文化力(ソフトパワー)がその国の防衛力となるということで、当ブログがいつも説くところの「マンガ・アニメ文化防衛論」そのものだった。
(高い文化力は、中国や朝鮮に対抗する防衛力になると考えていたのは「新井白石」だった。過去記事)

話は少し飛ぶ。
最近アニメ「銀魂」にハマっている。これがすこぶる面白い。
9割ギャグなのだが、ときおり見せる「サムライ魂」にしびれている。
検索して関連した動画(MADやPV)を見ていたら、その中にちょっと面白い動画があった。
なんのことはない素人の投稿動画だが、ここで銀魂に登場するペット的存在のキャラ「定春」のキャプをかぶった少女が、ただ「定春かわいい」と何度も言うだけのものだ。

ここで興味を引くのは、この娘が中国人であり、しかも日本語(日本語イントネーション)で「かわいい」を連発して言っていることだ。
それ自体、別に何のことはないことかもしれない、ただ、私はこういう現象にとても興味が引かれるのだ。
いかにも日本的な文化(下ネタを含めて)が溢れるこのアニメのファンなのだろう。(アニメショップの店員?)
考えてみると不思議なのだ。
この若い中国人娘の名前も知らず、何者かもしれない。国も言葉も文化も違えば、世代も違う。
だが私が見ているものと同じものを、世界各地で見ている人がいるという事実。
それが日本のアニメだということで、妙な感慨さえ得てしまう。(しかも日本的文化の要素が強いものを)

全く知らないルーマニア人が見た「カリメロ」を俺も見ていた。巨匠と言われるような映画監督が見ていた「マジンガーZ」を私も子供のころ見ていた。
娘が見ている「プリキュア」も、フランス人の子どもが見ている。
日本のアニメ・マンガで世界とつながっている。ここが実に面白い。
何度も言う。大切なのはこういうことなのだ。

将来、日本を救うのは「マンガ・アニメ」だったりするかもしれない。
(これ、後でつなげます)

新田VS足利 綱引き合戦。でも主催は足利。

平成23年2月25日付け 読売新聞から

尊氏公VS義貞公 綱引き合戦
太田、足利両市が来月北関東道全通をPR
太田市と隣の栃木県足利市は3月13日、「太平記の里綱引き合戦 尊氏公VS義貞公」を行う。両市ゆかりの武将にちなんだイベントで北関東自動車道の全線開通をPRしようという狙い。足利インターチェンジ(IC)から、塩坂峠トンネルの手前までの1・8キロの同道を往復する「ハイウェイウォーキング」も行う。
どちらも19日の全線開通を前にした「足利市制90周年記念事業 北関開通足利フェスタ」の一環。
綱引きは、足利IC料金手前の県道で行われる。「太平記」で有名な、鎌倉幕府の討伐に共に兵を挙げたものの、後に争った新田義貞と足利尊氏にちなみ、両市のスポーツ大会などで活躍した、小学校5、6年生と大人の男女、消防団員の計225人の選抜チームが5組に分かれて覇を競う。3本勝負。審判は日本綱引連盟公認の審判員が務める。

義貞対尊氏 綱引き合戦

新田VS足利の綱引きといえば、
過去記事
太田女子高から足利女子高へ「挑戦状」 現代にも残る「新田vs足利」
太田女子高から足利女子高へ「挑戦状」 現代にも残る「新田vs足利」、その続報。
といった女子高同士の戦いがありました。このときは太田(新田)の圧勝だったという情報もいただきました。
「太平記」の時代・南北朝時代は、戦国時代のものとは違い、単体でやっても盛り上がらないので、新田や足利など周りを巻き込んで行うべきでしょう。ドシドシこういうイベントはやって欲しいものです。

しかし、記事をよく読むと、これ足利市が主体で行われるようですね。
やっぱり、太田市こういうのはダメです。歴史・文化事業(新田氏関連は特に)は無作為ですから……。(いつまでも「焼きソバ」じゃないだろうと常々思う)
過去記事
「萌えキャラで盛り上がる足利」と「無策・放置の太田(新田)」。参拝客が少ないのはやはり寂しいよ……。
イベントものは足利の方が上手いとつくづく思います。

新田VS足利太田市街地の道路標識。
「新田」と「足利」の分かれ道。なんか「歴史」を象徴するかのようです。
足利を右折の矢印にすれば、何か「綱引き」ぽいイメージになりますね。

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消えた二十二巻

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