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物語を物語る

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本当の国際化とは、本物のグローバル化とは何なのだろうか。

物語を物語る

平成23年9月7日 読売新聞から。いい記事だったので書き起こしてみた。
テイラー・アンダーソンさん

娘の愛読書教え子へ 米国人先生 津波の犠牲に
宮城県石巻市の小中学校で英語の指導にあたり、津波の犠牲になった米国人女性(当時24歳)の家族が6日、石巻市立万石浦小学校を訪れ、書籍40冊を贈呈した。父のアンディさん(54)は「娘のように本を読んで夢を見つけ、勇気を持って生き抜いて」と児童約60人に語りかけた。
この女性は、米・バージニア州出身で、外国語指導助手のテイラー・アンダーソンさん。2008年に来日し、石巻市の小中学校で英語を指導した。震災当日は、万石浦小の児童が学校から避難するのを最後まで見守った後、自宅に戻る途中に波にのまれた。
この日贈られたのは、「テイラー文庫」と名付けられた英語の本40冊。テイラーさんが好きだった作品が含まれ、両親やテイラーさんの出身校などが基金を創設し、本を購入した。万石浦小で開かれた贈呈式で、アンディさんは「本を一度読み出すと止まれなかった。本を読んで想像を膨らませていた」と幼少期を振り返り、「日本とアメリカの橋渡しになりたい」という夢の実現に読書が結びついたことを紹介した。
児童を代表し、アンディさんらに英語でお礼を述べた6年の引地海登君(12)は「テイラー先生はハリー・ポッターの話をしてくれ親近感が持てた。本を先生だと思って、大切に使いたい」と話していた。
家族は、テイラーさんが英語を教えていた市内の別の6小中学校にも順次本を贈る予定という。

いい先生だったんですね。人柄の良さは検索するといろいろ出てくる。http://www.okjapan.jp/news/2011/04/post-197.html
から。

大学へ進学したテイラーは、日本を紹介する本を読んだり写真展を訪れたりし、時には姉の大学寮へ日本料理を勉強しに行く企画を立てたりしてアジア研究を専攻する数少ない生徒として大学生活を送っていた。(中略)
テイラーは、素朴で親しみ易く、いつも笑顔を忘れない、そして活発で心優しい女性だった。強い信念を持って自分の道を歩み、新しい発見を求めて世界へ羽ばたく志と、どこへ行っても常に他人を思いやる優しさと献身の心を忘れない彼女の行為こそ、私達教師が常に生徒達に望む理想の姿である。」

まさにこれこそ民間の「国際交流」だろう。
そしてこういう記事も

高校生の時、アニメの「となりのトトロ」を見て日本語のリズムに魅せられ、2008年に来日して市内の六つの小中学校で教えた。指導助手の志望動機には「日本と外国の若者を結びつけたい」とつづっていた。( 読売新聞4月6日付け)

とあった。
トトロ
そうか、だから日本的な風景が広がる東北に行かれたのか。
日本への憧れがアニメからだったとは、過去記事「アニメは日本文化を救えるか 第8回 大切なことは何か」のボグダンさんみたいですね。
本が好きで、トトロが好きで、ハリーポッターの話ができる。「物語」が好きだったんでしょうね。そして日本が好き。
ほんとうに残念でならない。

(テイラー文庫にはどんな本が並んでいるのかとっても気になる)

さて、他に外国人の方と日本に関係する、いい記事を集めてみた。
読売新聞 平成23年4月16日 国際面から

避難所 外国人も「家族」に
インドネシア「メトロテレビ」ディア・アユ・クスモニングットヤ記者
約2週間、日本に滞在したが、宮崎県気仙沼市の避難所を取材した際の光景が目に焼き付いている。
市内の水産工場で勤務中に被災したインドネシア人女性3人を保護するため、大使館員が避難所を訪ねたときのこと。3人は「避難所の人たちと別れるのが寂しい」と言って泣き出してしまったのだ。
避難所暮らしの間、地元の人々が、外国人である彼女たちにも「家族の一員」として接してくれたのだという。家族を失ったり、家を流されたりした人々が、隣人への心配りを忘れない。そんな日本人の心の深さに感銘を受けた。
インドネシアも2004年、同じような大津波に襲われた。すべてを失った人々にとって、再び前を向いて歩み始めるのは容易なことではなかったが、日本などの支援により復興することができた。
地震や津波対策で優れた技術を持つ日本人ならば、必ず再起できると確信している。

読売新聞 平成23年9月7日

震災では炊き出し…気配りの在日イスラム教徒
イスラム教の断食月ラマダンのさなかの8月の夜。東京都豊島区の住宅街にあるイスラム教礼拝所(モスク)「マスジド大塚」では、日中の断食と、礼拝を終えたパキスタン人などのイスラム教徒数十人が、断食後の食事(イフタール)をとりながら、にぎやかに談笑していた。
「今も『夜に人がたくさん集まって気味が悪い』と言われることがある」。11年前、このモスクを開設した宗教法人「日本イスラーム文化センター」会長で、パキスタン出身のアキール・シディキさん(67)は認めるが、「同時テロでイスラムが注目され、日本人のイスラム理解が進んだのも確か」とも思う。
日本に暮らすイスラム教徒は、日本人・外国人合わせて10万人を超えたといわれる。2001年には富山県で聖典コーランが破り捨てられ、イスラム教徒の抗議を招いたが、イスラム教をめぐる社会の緊張は、欧米ほど顕在化していない。
ただ多くのイスラム団体は、地域の祭りに参加し住民との交流に努めるなど、周囲との良好な関係構築に細心の注意を払う。
同センターは、東日本大震災発生以降、福島県いわき市の避難所を80回以上訪れ、カレーや焼きそばなどの炊き出しを行った。「困った人たちを助けるのはイスラム教徒の義務だから」。シディキさんは淡々と語る。
炊き出しを手伝った女性が「今までイスラム教に偏見を抱いていた。申し訳なかった」と打ち明けてきたこともあったという。結果的にせよイメージの改善に役立った」とシディキさんは感じる。
だが、高橋和夫・放送大学教授(中東研究)は「日本人のイスラム教徒が関係するテロ事件が起これば、社会の空気が、がらりと変わる可能性もある」と指摘する。「良い関係を築くには時間がかかる。壊れる時は一瞬だ」とシディキさんも言う。

4月25日付け朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0425/OSK201104240073.htmlから。

国家試験に合格のインドネシア人看護師、被災地へ
日本との経済連携協定(EPA)で来日し、看護師の国家試験に合格したインドネシア人女性のスワルティさん(32)が24日、東日本大震災の被災地に出発した。7年前のスマトラ沖地震で救護に当たった経験を生かしたいと、勤務先の兵庫県姫路市の病院に派遣を願い出てかなえられた。
スワルティさんは3年前、EPAに基づく外国人の看護師候補者第1陣として来日し、今年3月、3度目の挑戦で合格した。
来日前はジャカルタで看護師として5年8カ月勤務した。2004年のスマトラ沖地震ではスマトラ島のバンダアチェに入り、感染症を防ぐ処置や骨折患者の治療などに携わった経験があった。
今回の震災では、母国と似た惨状がテレビに映し出された。「少しでも被災者の力になりたい」と、勤務先の姫路赤十字病院の看護師長に頼み込み、同病院の救護隊に同行して岩手県山田町の県立山田高校の避難所で活動することになった。
まだ看護師の免許状が交付されていないため、診療補助や被災者の話し相手になって寄り添う。来日中の看護師候補者たちも、21日に東京に集まった機会を利用して被災者に届けるメッセージを画用紙に書き、スワルティさんに託した。
スワルティさんは日本語で「努力すれば、きっといいことがある。皆さんは一人じゃない、一緒に頑張りましょうと伝えたい」と語った。

【ジャカルタ時事】日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)に基づき、近く日本で研修予定のインドネシア人
看護師・介護福祉士候補者が2日、東日本大震災の被災者への義援金1530万ルピア(約14万円)を
塩尻孝二郎駐インドネシア大使に手渡した。
この日は今年の候補者104人の中から代表3人が大使を訪問。介護福祉士候補の女性ベラ・ディアナ・サエランさん
(21)は「(2004年の)スマトラ島沖地震・津波で日本は支援してくれた。今度はインドネシアが日本を助ける番だ」と
語った。他の候補者も「地震があったが日本に行って勉強し、働きたい」「被災地でボランティアをしたい」などと決意を述べた。
候補者は6月下旬までジャカルタで日本語研修を受け、その後日本で就労・研修しながら日本の国家試験合格を目指す。
(2011/04/02)


ほんとうに、こういう記事を読むと、民間レベルでの国際交流の重要性を痛感する。
これらの記事に共通するのは、外国人の方々と日本人との間にある、互いの好意的意識だろう。
金銭や打算や思惑といったものはここにはない。
だからこそ、韓流ブームをもってして、グローバル化や国際交流を語ることに何とも言えない違和感を感じるのだ。(まさにカネや打算や思惑だらけだ)
「グローバル化」「国際化」と叫ぶ割には、テレビでは韓国の情報ばかり伝えるのは何故だろう。
そして「韓国のことばかりを放送するな」というと、たちまちネトウヨと蔑まれるのは何故だろう。
また「韓流ドラマを見てグローバル化、K-POP批判は人種差別だ」などというバカなことを言う大学教授や有名な学者やマスコミの著名な言論人やテレビのコメンテーターなどといった人たちの声の方がテレビやマスコミで大きいのはなぜだろう。
一つの文化、一国の文化に偏頗したメディアやマスコミの存在とは、一体何なのであろうか。
上記のような人的国際交流の話やいい話を知るのはネットだが、テレビでこういった話を伝えないのは何故だろう。(知りたい情報ほどネットにある)
新大久保のコリアタウンの情報や韓国料理を放送する時間はあるのに……。

本当の国際化とは、本物のグローバル化とは何なのだろうかと、テレビを見ながらいつも思う。
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心の温まる話をありがとうございました。

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