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ミャンマー寺院休館で思ったこと。

物語を物語る

新聞はベタ記事が面白いというが、まさしくそうだと言えるだろう。
平成24年1月11日 読売新聞のコラム「解」から。

三蔵法師の憂い
「私は三蔵法師です」。去年の暮、こう自己紹介する人に東京で会った。西遊記に出てくる玄奘とは関係ない。仏教国ミャンマー(旧ビルマ)で、僧の最高位にいるダッタンダ・エンパラ大僧正(51)だった。
三蔵は経蔵、津蔵、論蔵に分けた仏教聖典の総称で、すべてに精通したと認められた僧だけが三蔵法師と呼ばれる。試験は難しく、敬虔な仏教徒が多いこの国でも、合格者は戦後で12人だけ。ミャンマー人たちは「生き仏」と敬う。
それほどの人物が東日本大震災以外に、日本で心を痛めていることがある。北九州市・門司港のミャンマー仏教寺院「世界平和パゴダ」が昨年末から休院になったことだった。設立は1958年。仏塔と僧院があり、かの地から派遣された僧が住んでいた。日本で唯一の本格的なパゴダだった。
運営費を旧ビルマ戦線の戦友会からの寄付に頼っていたが、高齢になった会員の死去が相次ぎ、赤字が続いていた。「戦いに敗れ、飢え死にしそうだった私たちを助けてくれた。その恩を忘れない」。そんな思いで支えてきた戦友会も、半世紀を経て力尽きた。
ミャンマーは民主化と改革に向けて動き始めた。日本政府は本格的な経済支援を決め、日本企業も投資先として熱い視線を注ぐ。両国の関係改善がこれから進もうとする時期に、友好の証しだったパゴダの休院は、何とも寂しい。
「両国の友好の象徴がなくなることに等しい。何とか再開できないものか」 憂う三蔵法師を助ける孫悟空は、現れるだろうか」 (西部本社社会部 牧野田亨)

ネットで検索すると結構関連した記事が出てくる。ここが詳しかった。「来日されたビルマ僧が常駐し、毎朝、大東亜戦争で散華した方々のために読経し冥福を祈ったとのことです。」とあるから、どうしても「ビルマの竪琴」を思い出してしまう。それだけでもこの寺院の意味は大きい。
世界平和パゴダ

全く意識していなかった国も、一つの新聞記事で興味が湧いてくる。「ミャンマー」を検索してみてみれば、アウンサンスーチーの記事はもちろん、軍事政権から民主化へ進もうしていることや、天然資源が豊富でこれから経済発展が望める国であると言われているとか、世界のルビーの9割を産出し、「アジア最後の経済未開拓市場」との呼び声も高いとか、労働環境の悪さ児童労働から欧米などの人権団体は不買を呼びかけているとか、在日ミャンマー人は8千人いて、高田馬場周辺には「リトル・ヤンゴン」があるとか、なによりも中国とインドに挟まれて位置する地勢的にみても重要な国だとか……。
翌日の朝日新聞をみていたら「 ミャンマー「国民的和解」へ期待 60年以上独立闘争を続けてきた少数民族の武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」と政府との停戦協議が、大詰めだ」という記事も結構大きく載っていた。
同日、読売新聞には「ソバ栽培は、政変に揺さぶられながらも収量を増やし、「ミャンマー高原そば」として日本で販売されるまでになっている。」とコラム記事が載っていた。どうもミャンマーという文字に目が行ってしまう。
また、玄葉光一郎外相も先月にミャンマーを訪問し、アウンサンスーチーさんと会談したという。そのときミャンマーの大統領やアウンサンスーチーの訪日も検討されているというから、これから日本とミャンマーの関係は深まるかもしれない。

と、なれば、ミャンマー仏教寺院「世界平和パゴダ」は友好の象徴となるのではないか。
もともと親日国だったというから、なおのこと。
でも、どうせこれも政教分離の原則で、仏教寺院に公的資金は使えないのだろうが、そういう問題ではないといつも思う。
関連記事 「政教分離で公的支援困難 震災で寺や神社の再建進まず。」

やれ、グローバルだの、インターナショナリゼーションだの、声高に叫ばれているが、その実はアメリカ化であり、中国化であり、利益追求の方便でしかない。(日本は韓国・朝鮮化)
韓流ドラマを見てグローバル化とか、ハリウッド流はよくて韓流はいけないのか、なんていうバカな学者がいたが、そういう一つの国だけに偏重するのが、果して国際化なのか。
ミャンマー寺院一つ残せずに何が真の国際交流といえるのか。
……。
と、新聞記事一つでいろんなことを思った。


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消えた二十二巻

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