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読売新聞の文化面の紙面が最高だった件

物語を物語る

平成24年2月10日の読売新聞の文化面の紙面が最高だった。

『今、海外から熱い視線を注がれる日本人歌手たちがいる。人気の秘密を探ると、米英のスタイルに合わせるのではない、日本らしさというキーワードが見えてきた。(文化部 清川仁)』とあり、「日本らしい音、海外酔う」ということをテーマにし、ここでは「由紀さおり」「初音ミク」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「「アニソン」の4つを取り上げている。
平成24年2月10日
この「括り」が絶妙だった。
書き起こしてみましょう。(重要部分を太字にしてみた)

由紀さおり
海外で火がついた由紀さおりのアルバム「1969」の売り上げは、日本でも20万枚に迫る勢い。米国のジャズオーケストラ「ピンク・マルティーニ」と組み、自身のデビュー曲「夜明けのスキャット」をはじめ、いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」、左良直美の「いいじゃないの幸せならば」など1969年のヒット曲をカバーした。
由紀は「童謡も歌ってきたけれど、情念を歌う歌謡曲でももう一度、復活したかった。外国の人に聴いてもらおうとは思っていなかった」と海外の反応に驚く。
昨年の10月、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでは総立ちの喝采で迎えられ、12月の米国での公演では、終演後、観客から「声や立ち居振る舞いが素晴らしかった」「日本語がきれい」「言葉の意味は分からないけど感情は伝わった」などと絶賛されたという。音楽販売サイト「itunes」では、米国ジャズ部門などで1位を獲得した。
(中略)
由紀は当時の歌謡曲の魅力について、「外国のヒット曲から上手にエッセンスを吸収し、日本の言葉と心地よいリズムの融合にあふれていた。カンツォーネ、シャンソンもあったし、ブルースやロックももちろん。日本語がしっかり乗り、独自の世界観で我々のヒット曲になっていった歌があった」と振り返っている。

初音ミク 美少女キャラ展開
海外人気は、架空の歌手も先導している。音楽ユニット「livetune(ライブチューン)」が、音声合成ソフト「初音ミク」で手掛けた楽曲「Tell Your World」は、邦楽歌手史上最多の217カ国・地域で配信された。楽曲を使った「Google Chrome」のCMが動画サイトで人気を呼び、各国のファンから曲の購入希望が寄せられた。
(中略)
「アレンジを、海外風にしようとは思っていない。日本のポップスは独特な進化を遂げている」と話す。
日本語はそのままで伝えていきたい。……(歌詞の中の「穿つ」は)普段使われていないけど、意味や響きが美しい。いろんな選択肢があるところも日本語の美しさだと思う」と話している。(ライブチューンのkzさん)

きゃりーぱみゅぱみゅ  かわいさ受ける
(前略) 「もっと日本を楽しもう」が2012年のテーマという。伝統にも目を向け、「音楽のファッションってすごいおしゃれ。着物を着ていたいし、ちょんまげも斬新。かんざしも、いろんなものがあって、かわいくて、普通のファッションにも取り入れられると思った」と話す。

アニソンにも大きなニーズ
音楽評論家の富澤一誠さんは「日本ならではのオリジナリティーが出ているアーティストが人気なのではないか」と話す。これまで、ロックやポップスの歌手の海外進出が十分に成功しなかったのは、米英の影響を受けていたためで、本場ではものまねに感じられてしまったという。
由紀さんのヒットについては、「欧米では、声域や声量で勝負されるが、由紀さんのような透明感のあるささやくような声はなかったから」と分析する。ピンク・マンティーニのアレンジの良さも手伝って、美しい日本語をきれいに歌ったことも評価されたという。
「オリジナル・コンフィデンス」の葛城博子編集長も、「海外で注目されるには、日本らなではのオリジナリティーを打ち出すこと」と同意見。欧米では、日本のビジュアル系バンド、JAM Project などのアニメソングを歌うグループも人気。「欧米やアジアでは、毎年数多くのアニメ関連のイベントが開催され、アニメと同様にアニソンも大きなニーズがある」と話している。

それぞれタイプは違うが、共通しているのは「日本語の持つ美しさ」「日本独自のもの」を大切にしているというところだろう。そして、その部分が海外で受けているのだ。
文化は独自性にこそ意義があり、目指すはソフトパワーの「ガラパゴス化」であって、欧米化を意味する「グーローバルスタンダード化」ではないのだ。その道を見誤って進めば、目先の儲け主義に走り、結果的に持っていた独特の「文化」を失うことになる。
この辺りは当サイトで何度も繰り返し繰り返し書いているところ。
関連カテゴリー
ブルーノ・タウト「日本文化私観」
「アニメは日本文化を救えるか」シリーズ
ドナルド・キーン」などなど。

この新聞記事の見出しである「日本らしい音 海外酔う」の「音」の部分をいろいろ変えてもいいだろう。
「日本らしいアニメ 海外酔う」でも「日本らしい絵画 海外酔う」でもいい。それこそ「日本らしい文化 海外酔う」でも「日本らしい伝統 海外酔う」、「日本らしいソフトパワー 海外酔う」でも成り立つのだ。
大切なのは「日本らしさ」
ここを護っていかなければならない。
では、その日本らしさ=日本文化はどこからくるのだろうか。それこそまさに、古来から続く歴史・伝統、語り継がれる伝承、過去から未来へと受け継がれる継承……、そういうものが織り重なって独特の文化となっているのではないだろうか。
これを「古臭い」「干からびたモノ」だとバカにしてはいけない。
それは現代にもしっかりと受け継がれているのだから。


初音ミク(こんな新しいモノの中にも日本独特の文化を受け継いでいるのだ)

それを上記の新聞記事は伝えている。
「日本らしさ」、日本再生のカギはここにある。
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消えた二十二巻

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