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「激安」を煽るテレビにも責任はある

物語を物語る

「関越道バス事故」について一言。
この事故の背景に業界の「格安」「激安」といった価格競争があるといい、観光バス業界が低コスト・過当競争化に陥ってその負担は運転手への過酷労働につながったと見られると、盛んにテレビの情報番組が伝えている。

これを聞いて、前に「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件のことについて書いたことを思い出した。これも激安を売りにして衛生管理を疎かにしたために起きた事件だった。その時の記事をそのまま載せてみる。(元記事「最近の事件から。「激安焼肉えびす」と「ラサール石井」と「ビンラディン殺害でお祭騒ぎをするアメリカ人」)

「激安」の裏には誰かが泣いている!
モノには適正価格というものがある。
原価があって、加工代があって、運送費があって、そこに人件費がかかる。そのほか電気代やら水道代やら事務所・工場の土地代などなどもろもろの費用が乗っかって、はじめてモノの「価格」というものが決まる。
だから極端に安いモノ、商品、サービスは、どこかでだれかがそれらの費用を無理に負担しているということである。
「激安」という名によって消費者は踊らされている一方で、その安くなっている部分は誰かが背負らされ泣いているということになるのだ。
原価を抑えるという名目でメーカーや生産者が「泣かされる」ということもある。また販売店が問屋や卸業者を「泣かして」安く買い叩くなんてこともある。あるいは運送費を抑えるということで運送業者を「泣かせる」ということもある。それに人件費削減ということで、社員やパートは必然的に少ない人員となり、そこで過酷な労働を強いられ(またはサービス残業という無給残業ということが発生)、結果、従業員が「泣かされる」ということになる。
だからマスコミでやたら「激安商品」や「激安店」なんて話題のものを見ると、「あ~これはどこかで泣かされている人がいるんだな」といつも思う。
「激安」というものが、実のところ経済全体からみればマイナス面も大きいということもよく理解しなければならない。よって、極端に安いものを利用する前には「何か怪しい」と一度疑ってかかるべきなのである。

この激安店をテレビの番組で紹介し、思い切り持ち上げていたことも書いた。(このテレビ番組を見てこの店に行った人も多かったという)
いつも思うのだが、この「激安」「格安」を煽っているのは誰であろうか。テレビをはじめとするマスコミではないのか。
夕方の報道番組(ほとんどニュースをやっていないのでただの情報番組と化しているが)では、「激安スーパー、タマゴ1パック1円」とか「格安旅館、一泊1000円」とか、ありえない値段のものを、大げさに煽り立てて放送する。
これが価格競争に拍車をかける一因になっているのだ。
旅行に関するものの「激安」パックといったものも頻繁に放送していたが、その同じ番組で、今回の事故を価格競争による人員削減(運転手一人にした)にあったとして結論付けて伝えている。おいおい、「激安」を扇動していた同じ口で、それを非難するのか。これは皮肉以外の何物でもない。

コスト削減(=格安価格の実現)で、真っ先に削られるのは衛生管理、安全管理だ。そのためには人員を削る、人件費のかかる正社員から、安くあがるアルバイトにその任を負わせる。責任の所在はあやふやになり、結果「安全」という消費者に対する最も大切な部分が切り詰められるのだ。
激安・格安競争を「善」のように喧伝し続ける「マスコミ」(とくにテレビ)にも、この事故の一因はあるのではないのか。
盛んに放送してた「激安航空パック」や「バカ安旅行パック」、「商品投げ売り店」とか大丈夫なのか。
事件・事故が起こって泣かされるのは、放送を見て飛びついた視聴者だなんてならないように、祈るしかないけど。
あの業界の人々にその責があるという自覚がない分、彼らの罪は重い、と思う。
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消えた二十二巻

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