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「歴文部」(仮)のバックストーリーを考える 2 背景を煮詰めてみた

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「歴文部」(仮)のバックストーリーを考える 2
前回からの続き。
中二病設定をもっと発揮させて、背景や世界観を固めていきます。

さて、未来の日本が、歴史改変を阻止するために現代(平成時代)に組織を送りこんできた理由は前回までの話。ここではもう少し視野を広げてこれを全世界的規模にしてみます。過去に戻って歴史改変(または阻止)をしなければならない切迫した事態が未来で起こっているというのを今回は考えてみました。
まあ、人類補完計画とか惑星の地球衝突とか、そういう類の設定です。
こんなのはどうでしょうか。
過去への遡行方法(俗にタイムマシン)が発見されれば、人類は間違いなく、歴史の謎を解きたいと願い、有史以来の足跡をこの目にしたいと思うに違いない。「ピラミッドはどうやって作ったのか」とか「マヤ文明はなぜ滅びたのか」とか「チンギス・ハーンの墓はどこか」とか、それこそ小学生の「なぜなぜ大辞典」みたいな質問に答えるべく過去へ跳ぶことになるだろう。そして「モナリザに描かれた謎は何なのか」とか「シェークスピアは誰だったのか」とか「ケネディー大統領暗殺の真相」とかいったこれまで諸説入り乱れて論争した歴史ミステリーに今こそピリオドを打つ時だと、研究者たちの知的好奇心の名のもとにこれを利用することも考えるだろう。
何はともあれ、これらの事実は新たな歴史的・文化的発見となり、人類の進歩にも大いに役立つことになる。こうした過去・歴史に干渉しない「観察者」としてのタイムマシンの利用なら何の問題もないはずだ。
だが、ここに国家間の思惑が絡んだらどうなるだろうか。水面下で秘密裏に歴史への介入を行い、己が有利になるように改変を行おうとする国や民族は必ずや現れるはずである。
例えば「パレスチナ問題の切っ掛けとなったバルフォア宣言が書き換えられていた」とか「フセイン政権下のイラクで、なかったはずの大量破壊兵器が見つかって米国軍侵攻が正当化された」とか「第一次世界大戦の契機となったサラエボ事件が回避された」とか「メコン川流域開発で突然中国の優位性が示された歴史的文書が発見された」とか後々まで尾を引くような事件が、歴史改変によって修正されたら、一体どうなるだろう。中東やイスラエル、旧ソ連地域、アジア諸国などなど現代(未来まで)続く紛争地域で過去改変が行われたら、それこそ収拾の付かない事態を招くはずである。
北朝鮮が出来そこないのミサイルを発射するよりも、過去へ跳び、文書一枚、文言ひとこと、書き換える方が、よほど大きな歴史的影響力が発生するのだ。
「東海」のシールを貼る韓国人のような小さなことでも、将来的に大きな影響を与えるかもしれないのだから。(ここは過去記事で)
それでは、ここで設定を考えてみよう。
となれば、ここに過去改変に関する国際間の取り決めがなされるはずだ。過去遡行による歴史改変を禁じ、これを監視する国際的機関が作られ、国連的組織によってこの協定が結ばれることになるだろう。(こういう歴史改変モノでは必ず作られる設定である)
アイザック・アシモフの「永遠の終わり」では、通常の時間の流れと隔てられた「時場」の中から人類の歴史を監視し、時に矯正を行う時間管理機関『エターニティ(永遠)』という機関が出てくる。
ポール・アンダースンの「タイム・パトロール」では、過去に干渉して歴史を改変しようという時間犯罪が発生するようになったため、時間犯罪を防止し、歴史を正しい軌道に戻す機関『時間管理機構(タイム・パトロール)』が設定された。
恩田陸の「ねじの回転」では、過去に戻り歴史を修復してやり直す組織は「国際連合」が設立していて、作中では、確定担当官や日本の記録確定省などといった組織が設定されている。
谷川流の「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズには時間移動によってやって来た未来人・朝比奈みくるが登場する。彼女は時間の振動や断層を引き起こす力を有するハルヒを監視するために未来から派遣されたという設定。この未来の機関の名称や目的は詳しくは分からないが、おそらく上記に挙げたような組織であろう。

ということで、「歴文部」(仮)においても、国連時間管理機関を設定します。名称はアシモフにあやかって「永遠・エターニティ」にします。

さてさて、それによる監視だけでは面白くないので、もっと逼迫した事態を考えてみよう。
例えば、こういうのはどうだろう。
「永遠・エターニティ」が創設される前は、各国家、各民族による歴史改変が争うように行われたために、時系列がくずれ、どれが本当の史実か、改変されたものか分からないようになる。(いくつもの異説が生まれる)
それを糺すために、「永遠」は過去遡行方法が生み出された過去に戻り、過去改変されたものを修正していく作業を行うことになる。
そこで重要視されるのは、「歴史家」や「古文書解読者」となる。
「永遠」の役目は主に二つ。一つは過去改変を監視する「警察的」役目。(俗にいうタイムパトロール)
もうひとつが、歴史的事象を一つ一つ吟味し、審査し、確定して行く作業である「歴史考古学者」の役目だ。正しい歴史か改変・修正された歴史なのかを見定める「調査員」がその時代へ跳び調査する。(踏査すること)
「歴文部」(仮)の話はここを主要とします。
そして、この日本支部を「歴史・文化保護局」と設定します。
例えば、こういう感じ。
中国は唐の時代、日本にパンダを送ったという文書が発見し、当時の日本は中国の柵封体制下にあったと中国側が主張し始めた。(詳しくは過去記事で。アニメは日本文化を救えるか 第3回 ソフト・パワーの時代。中国がパンダなら、日本はアニメだ!)
それに対して日本の「歴史・文化保護局」がその時代に跳んで、その真偽のほどを確かめる。あるいは中国の未来人が書き換えた虚構古文書であるかを調査する。
別の話では、徳川家康は関ヶ原の戦いで撃たれて死亡したという説があれば、その時代に跳んで調査し、それは正史ではなく、「異説」(異巻・ことまき)であると確定する。歴史改変を繰り返しために、数多くの「異説・異巻」が生み出されたしまった。(「本能寺の変で信長は生き延びた」とか「写楽は北斎だった」とか)これらを正史と異説(異巻・ことまき)に仕分けし、確定していくのが「日本歴史・文化保護局」だ。(あるいはSF的に違う時間線で生まれたパラレルワールドとかにした方がいいかな?)
ただ、ここでもその隙を縫って中国・韓国・朝鮮の日本文化侵略があって(これが前回分の説明)、それを阻止するタイムパトロール的役をこなしながら、歴史考古学者的役目を負うという設定にしていきます。

さてさてさて、それでもまだ未来の設定が弱いと思う。もっと人類滅亡のような迫り来る危機があった方がいいだろう。
こういうのはどうだろう。
国家・民族間の改変競争によって、修正の修正またその修正と幾度も幾度も歴史改変を繰り返したために、歴史がストップする。つまり近い将来、「時間」が止まると予測された。
パソコンに例えると、CPUキャパオーバーでフリーズ状態、インストール(歴史改変)過剰のため、ハードディスクの領域不足・オーバーフロー状態。(歴史改正を糺す=アンインストールを行うことで、容量を増やす。)
時空が歪み、時系列が乱れ、あと数年後、「全停止」が予測された。(ここは曖昧。何か根拠が欲しい。例えば2038年問題とかいったものを組み込めたらいいんだけど)
それまでに歴史を糺し、元の歴史に戻さなければならない。
それがなされなければ人類は……、予測不能状態。
まさに人類滅亡、地球崩壊、危急存亡の危機だ、という設定にしてみましょうか。(この風呂敷の広げ方が、いかにも中二病設定ぽいですね)
年表にしてみると
2040年  過去遡行技術発見
2050年代 歴史改変激化
2060年  「永遠」設立 2040年に遡って歴史改変を糺す作業を行う。
       日本政府は、日本文化の危機を察知し、平成時代に「歴史文化保護局」を設置。
       (日本文化消滅の危機は2012年)
2070年  「全停止」予測

ということで、あくまでもこれは初期設定の概略。いい案が出たらその都度変えていきます。

続く。
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