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物語を物語る

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凄腕、奥田英朗。

物語を物語る

とにかく面白くて、クイクイ読める小説何かない?と聞かれたたら、「奥田英朗」を薦めています。
特に精神科医の伊良部が出てくる「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」(直木賞授賞)「町長選挙」はとにかく笑えます。私は落ち込んでいる時に読み返したりしています。
笑える話を高レベルで物語化するには、相当な筆力がないとできない。ただの笑い話ならだれでも書けるし、だらだらと笑い話を詰め込んでも漫才師がゴーストライターに書かせたタレント本のようになってしまうのだ。
ユーモアと文学を融合させるのは案外難しいんです。このシリーズを、一度目に読んだときはひたすら笑えたが、2度目に読んだときは、展開のうまさ、語り口の絶妙さに感心してしまった。いやー、笑わせてくれながらも、実は、学ぶべき点の多い小説なのです。
直木賞の候補には「邪魔」「マドンナ」「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」で計4回なった。全部の回で、◎の授賞作として推薦した井上ひさしは、奥田英朗を大絶賛している。「イン・ザ・プール」の評が的を射ているので、ここで引用します。
『現代人の病患を、恐るべき作意ときびしい自己凝視によって、みごとな作品に仕上げている。診る者と診られる者の逆転が、毎回、大量の笑いと良質の社会風刺を生む。じつに上質な滑稽小説で、この連作集を一番に推した』とある。
面白く笑えて、奥が深いということです。
「サウスバウンド」が映画化されるそうで、出演は豊川悦司、天海祐希、監督は森田芳光だそうです。森田芳光は作品によって、波が激しいので少々心配ですが、何かとこのブログと縁のある豊川悦司が出ているので応援します。(soyjoyの記事で)
まあ、天海祐希ではなく、黒木瞳を出したら、ある意味皮肉が効いていて面白かったのでは……と考えてしましました。「町長選挙」の一編「カリスマ稼業」で黒木瞳のことをかなりコキ下ろしていましたから。
でもその辺のこと大丈夫だったんでしょうか。こうゆうのって、いろいろな点で問題になりそうだけど……でも私はスッキリしました。
「イン・ザ・プール」は三木聡監督、松尾スズキが伊良部医師の役で映画化されました。しかし、どうも、伊良部役のイメージが合わなくて、最後まで馴染めなかった。伊良部は作中でも「金正日」「カルト宗教のあの教祖」と表現されていたので、やはり太ったイメージでないと違和感がありますね。
「空中ブランコ」はテレビで2時間ドラマとして放送された。そのときは、伊良部役は阿部寛だった。やはり違うんだよね。イメージが。伊集院光がやるといった話もあったらしいが、体型は合うだろうけど、金持ちの2代目という微妙な感じが出ない。これもまた違うんですよね。
じゃー誰がやればいいの?って。
うーんなかなか浮かびません。
やはり映像化するときの難問はキャスティングですかねー。
というわけで、お気に入りの原作が映像化されると聞くと、なかなか複雑な心境になります。
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消えた二十二巻

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