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物語を物語る

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本邦初、民族学ミステリーを書いた北森鴻

物語を物語る

歴史ミステリー小説は結構ありますし、歴史とミステリーって案外相性がいいように思われます。(これはあとでじっくりと)
また、民俗学の要素を持つ民話や伝承、伝説などをミステリー小説の題材にするなることも多いし、それにこれを得意とする作家も多くいます。(○○伝説殺人事件とか)
しかし、本格的に民族学を推理小説に取り入れ成功しているとなると、北森鴻の「蓮丈那智のフィールドファイル」シリーズしかありません。
このシリーズは現在「凶笑面」「触身仏」「写楽・考」の3作があります。私的にはかなり楽しめた。
では北森鴻の公式ホームページから「凶笑面」の解説を引用します。
“異端の民俗学者”蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。
ある寒村で死者が相次いでいるという。
それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。
暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する…。
那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。
本邦初、民俗学ミステリー。全五編。
各本に4、5編が収められた連作短編集です。
それにサブタイトルがいい。「邪宗仏」「鬼封会」「憑代忌」「棄神祭」などなど、私にはとてもそそられる題名ばかりです。
さて、この本の見開きには「妖怪ハンターの諸星大二郎先生に捧ぐ」とある。
おー私の大好きな漫画家「諸星大二郎」です。
つまり、北森鴻は、この本を書くにあたり、諸星大二郎を念頭にして描いたことになる。折口信夫、柳田国男でないというところが、このシリーズのミソですよ。つまり、諸星ワールドの小説版だと思えばいい。
だから私は大変気に入っているが、人によっては面白くないという方もいるでしょう。
そう、諸星大二郎の絵が嫌いという人もいれば、もう熱狂的に好きな人もいるのだ。
北森鴻は年代的にも諸星に影響された一人なのでしょう。だから「ぱらいそさいくだ!」といったら、きっとビクっとするはずです。
30~40代の男が、学生だったころに、マンガ好きでちょっとひねった人や変わり者は諸星が好きだった。(私もその一人)  確かにストーリーといい、絵といい、万人好みする感じではない。でも、はまったら抜け出せない。つまり、そのテイストがこのシリーズにもあるということです。
では、このシリーズは肩ぐるしいのかといえば、実はそうでもない。美貌の女助教授にちょっと惚れている助手の関係がこの物語にユーモア感覚を与えているし、ニヤっともさせられる。この二人の会話が、ホームズとワトソンの関係のように、天才的推理を凡人が噛み砕いて解説する形式でもあるので、難しい民俗学もしっかりと理解できるようになっているのだ。
そう、しっかりと作られた推理エンタメ小説になっているのです。
さて、「凶笑面」がCX系で2時間ドラマとなっていたらしい。出演は木村多恵、岡田義徳。
未見で、しかもドラマ化されたことも知らない。そこでさっそく、ネットで見た人の感想を読んだ。うーん、かなりユルイ話になっていたということだ。
まーね。無理ですよね。2時間ドラマで、この内容を映像化しようとしたって……。

追記   前にも書いた、諸星大二郎の妖怪ハンター「生命の木」原作の映画「奇談」がいまだに見つかりません。どこにあるのでしょうか。ただ一回見てみたいだけなのです。そうあの「ぱらいそさいくだ!」のところがどうなっているのかが知りたいのです。

追記の追記 映画「奇談」見ました。「エヴァ」とのからみで書いてます。http://pcscd431.blog103.fc2.com/blog-entry-158.html
では北森鴻の公式ホームページから「凶笑面」の解説を引用します。
“異端の民俗学者”蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。
ある寒村で死者が相次いでいるという。
それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。
暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する…。
那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。
本邦初、民俗学ミステリー。全五編。
各本に4、5編が収められた連作短編集です。
それにサブタイトルがいい。「邪宗仏」「鬼封会」「憑代忌」「棄神祭」などなど、私にはとてもそそられる題名ばかりです。
さて、この本の見開きには「妖怪ハンターの諸星大二郎先生に捧ぐ」とある。
おー私の大好きな漫画家「諸星大二郎」です。
つまり、北森鴻は、この本を書くにあたり、諸星大二郎を念頭にして描いたことになる。折口信夫、柳田国男でないというところが、このシリーズのミソですよ。つまり、諸星ワールドの小説版だと思えばいい。
だから私は大変気に入っているが、人によっては面白くないという方もいるでしょう。
そう、諸星大二郎の絵が嫌いという人もいれば、もう熱狂的に好きな人もいるのだ。
北森鴻は年代的にも諸星に影響された一人なのでしょう。だから「ぱらいそさいくだ!」といったら、きっとビクっとするはずです。
30~40代の男が、学生だったころに、マンガ好きでちょっとひねった人や変わり者は諸星が好きだった。(私もその一人)  確かにストーリーといい、絵といい、万人好みする感じではない。でも、はまったら抜け出せない。つまり、そのテイストがこのシリーズにもあるということです。
では、このシリーズは肩ぐるしいのかといえば、実はそうでもない。美貌の女助教授にちょっと惚れている助手の関係がこの物語にユーモア感覚を与えているし、ニヤっともさせられる。この二人の会話が、ホームズとワトソンの関係のように、天才的推理を凡人が噛み砕いて解説する形式でもあるので、難しい民俗学もしっかりと理解できるようになっているのだ。
そう、しっかりと作られた推理エンタメ小説になっているのです。
さて、「凶笑面」がCX系で2時間ドラマとなっていたらしい。出演は木村多恵、岡田義徳。
未見で、しかもドラマ化されたことも知らない。そこでさっそく、ネットで見た人の感想を読んだ。うーん、かなりユルイ話になっていたということだ。
まーね。無理ですよね。2時間ドラマで、この内容を映像化しようとしたって……。

追記   前にも書いた、諸星大二郎の妖怪ハンター「生命の木」原作の映画「奇談」がいまだに見つかりません。どこにあるのでしょうか。ただ一回見てみたいだけなのです。そうあの「ぱらいそさいくだ!」のところがどうなっているのかが知りたいのです。
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