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映画「デスノート DEATHNOTE」の私的解釈。その3「何故ひょっとこか?」

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前回の続き。

① 「なぜひょっとこか」
Lがひょっとこのお面を被るシーンが登場する。素顔を見られると、名前を知られ「デスノート」によって殺されてしまう。そのためにお面をかぶって素顔を晒さないようにしたという場面だ。

ここは笑わせるシーンとして使われていたらしく、実際に劇場では笑いが起こったらしい。だが私はここで唸ってしまった。「ひょっとこ」の意味を知って意図的に使ったとしたら、凄いことだからだ。

そう「ひょっとこ」は魔除けだ

ひょっとこ・・火男のなまり。口をとがらし曲げてた滑稽な面で、火を吹き起こす顔つきをいう。東北地方では土製のひょっとこ面をかまどの上にかけて魔除けとし、竈神様と呼ぶ。

竈神・・・かまどを神聖視する信仰は全国的で、そのそばに神棚を設けて神符や幣束を納める。東北地方ではそばの柱にひょっとこの面を掛けて釜男と呼ぶ、竈の神とする。東日本ではお釜様、関西では荒神(こうじん)、中国地方では陰陽師の影響で土公神(どくうじん)、ろっくさんと呼ぶ。

火の神・・火をつかさどる神。日本神話では迦具土神(かぐつちかみ)という。また静岡県秋葉神社は防火の神として有名で、秋葉講は全国に及ぶ。京都の平野神社も竈神である。

ひょっとこは「出雲安来節」「どじょうすくい踊り」にも使われる。これらは、豊穣を祈念する一方、魔事退散を祈念するものである。

つまり、Lは「魔除け」を意識してひょっとこの面をかぶったということになる。

Lはこの事件が霊的なものが作用していると感じ取って、魔よけのアイテムを選んだのではないか。しかもそれが「ひょっとこ」という和物であるという点が私には興味深い。

②「物語上の名前や役名には、作者の意図が隠されている」という。
では、主人公の「夜神月」はどうだろうか。「夜・神・月」どれもオカルチックな文字を使っています。
しかも名前の「月」はあまりにも意味深なので、ここでは夜の神である「月神」を列挙してみましょう。

1、ギリシャ神話で月の神アルテミスは豊穣を司る地母神であると同時に疫病や死をもたらす恐ろしい側面をもっている。
2、日本神話では、月読(つくよみ)尊がこれにあたる。アマテラスの兄弟で、夜を支配する。
3、古代エジプトの月神、トート。イビス(トキに似た鳥)あるいはヒヒの頭部をもち、知識、記録、計算をつかさどり、暦法、文字、年代記の発明者、死者の裁判の記録者とされる。ギリシャ人はヘルメスと同一視した。
4、ヘリオスはギリシャ神話に登場する神で、英語名をマーキュリー。商業、旅人などの神であるが、死者を冥界まで導く役目も負っている。

このトート、ヘリオスは死者を導くなど、オカルトチックな要素が多分にあるため、占星術師、錬金術師、魔術師に信仰された。また、タロットカードは「トートの書」と言われる。

私はこのトート(=ヘリオス)のイメージが「夜神月」に合う。タロットカードには死神のカードもあって、いわゆる一般的な死神の容姿はここからきているし、映画の死神はこれに近い。
しかし、夜神月という名がどういう理由であるか、何かの引用であるかは、作者のみが知ることであって、それを語らない以上、私たちには分からない。
しかも「月」と書いて「ライト」と読むこともにも何か意味があるだろう。だがどうにも、これ以上は分からない。この辺に詳しい方、知っている方がいたら教えて欲しいですね。

③ デスノートのDVDのパッケージを改めて見てみると藤原竜也扮する「夜神月」と「真っ赤なリンゴ」が映っている。
この「りんご」は何かを訴えていますね。明らかに「リンゴ」は何かを意味してます。
この辺りが原作や解説書にどう書かれているかわからない。ネット検索でもこの意味するところに言及した記事を見つけることができなかった。
で、私なりに考えてみた。前回も書いたが、リンゴは「命」を象徴したもので「心臓」を意味していると思う。
夜神月が監視下に置かれ、「デスノート」を使えないという場面がある。これでは命が奪えない。その命が頂けない死神がこう嘆く。「あーリンゴが食えない」と。夜神月が死神にリンゴをくれるというは、命(心臓)を与えている、そういう意味があるではないか。
それに、デスノートに死因を書かないとすべてが「心臓麻痺」になるというのも、デスノートが心臓に強く作用しているというだ。やはり、心臓=リンゴ説を強く推したいですね。

というわけで、原作漫画もアニメも見ていないのに、取り留めのないことを3回にわたってグダグダと書き続けました。
そのほかに、名前を知られ、その名をデスノートに書かれると殺されるというルールがある。これが「古来日本では、名前を知られると知った人に支配されてしまう、そこでむやみに名前を明かさない」という思想に似ていて、これについても書こうと思ったが、切りがないのでこの辺でやめておきます。

追記   映画「デスノート」のスピンオフ作品「L 最期の23日間」が2008年2月9日に公開される。出演は、松山ケンイチ、佐藤めぐみ、福田麻由子 監督は「リング」の中田秀夫
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