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武人埴輪は「大魔神」の原型。東京国立博物館に展示中。国宝埴輪は群馬県太田市から出土。

物語を物語る

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武人の埴輪といったらこれでしょう。

「挂甲と頬当・錣の付いた衝角付冑に身を固め,両腕には籠手をつける。鞆を巻いた左手には弓を執り,右手を大刀の柄にかけ,完全武装の東国武人の姿を表している。人物埴輪の中でもきわめて優れた作品で,熟達した工人の作品であることを窺わせる。埴輪では数少ない国宝の一つである。」(東京国立博物館  解説)
これ群馬県太田市飯塚町で出土している。

そう「新田肩衝」と「挂甲の武人」が東京上野で急接近していることになるのだ。
多分、私ひとりが興奮していることでしょうが……。
「新田肩衝」が新田義貞か一族の持ち物だったのではないか、というのは以前書いたこと。関連記事。
そして新田源氏の地に「武人の埴輪」が出土していることは、無関係なことではない。
源氏の名門がなぜ新田荘に移り住んだのかといえば、この地が古来より文明的に発展した地域であったからだ。それは埴輪からもわかることでしょう。
まず、歴史的背景としては、「11世紀ころ白河上皇の政治姿勢によって、源義国は都を去ることになり、自身の領地である下毛国足利荘に移り住んだ。義国は領地開拓に励んで、後に足利荘から新田荘に移り住み、開発に取り組む。義国が新田荘で没すると、長兄の義重が新田荘の開発を受け継ぎ、足利荘に残った次兄義康が足利荘を引き継いく」
そしてこの武人埴輪は兜に刀剣を身につけている。つまり鉄。当時の最先端の技術を持った工人がこの地に多くいたことになる。そういった技術が伝わっていた土地に、新田一族が住み着いたともいえる。新田次郎氏の小説「新田義貞」でもこの点が取り上げられていて、刀鍛冶やたたら師が登場し、物語の重要な役回りとなります。詳しくはここで

つまり、「新田一族」と「挂甲埴輪」は無関係ではない。そして新田一族の象徴としての「新田肩衝」がある。(あくまでも自説)
だから、私は興奮しているのだ。

さて、この埴輪は映画「大魔神」のモデルとなっているという。
180px-Kaiyodo_kurokabe02s3200.jpg
img_01.jpg
変身前


他にも「埴輪・犬」「埴輪・腰かける巫女」も同時展示されているのが、これらも東毛地区から出土されている。C0010502.jpg
C0010484.jpg

そして太田市には古代五世紀中期に作られた東日本最大の前方後円墳「天神山古墳」「女体山古墳」がある。
東毛地区は考古学的にも重要な地なんです。

しかし、これらの古墳ですが全く整備が進んでいない。しかも忘れられ去られようとしている。
これ、余りにももったいない。太田市をはじめとする東毛地区は、多くの文化遺産があるのに「文化不毛地帯」となっているのだ。
無理に観光地化する必要はないが、考古学や歴史学的にももっと整備が必要なのではないでしょうか。

「英語特区」「グンマ国際アカデミー」というキレイ事ばかりに力を入れるよりも、こういった文化事業に力を入れて欲しいですね。太田市長!関連記事
他の地域だったなら「博物館」が建ってもおかしくないことです。
「国宝の埴輪」「東日本最大の前方後円墳」なんて他にはないことなんですから。
全く手つかずだなんて酷過ぎる。

というわけで気になった方は、「大徳川展」のついでに埴輪も見てみてはいかがでしょうか。

追記  私は11月3日に行く予定です。

画像は東京国立博物館、ウィキペディア、コナミ から転載。
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