スポンサーサイト

物語を物語る

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

自作小説の舞台地を訪ねる2。 愛宕神社編

物語を物語る

自分で書いた「小説」に登場した場所を再び訪ねてみた。
①「愛宕神社」
013_20071102213135.jpg
階段から

東京都港区にある愛宕神社は、1603年家康の命により、京の愛宕神社から勧請された。神社が建立された場所は標高26mの小高い山である。上野山で海抜18m、湯島台でも22mであるから、江戸時代には江戸湾を望み、江戸で一番の眺望の地であったという。
『江戸名所図絵』によれば「……見落とせば三条九陌の万戸千門は甍をつらぬいて所せく、海水は渺焉とひらけて千里の風光を貯へ、尤も美景の地なり」とその絶景を讃えている。京の愛宕山からは都が一望できるが、江戸でも同じ眺望のよい場所という理由から、この小高い山に愛宕神社が勧請されたのでしょう。
愛宕神社の印象は、こじんまりとした社であるが、高台に凝縮された鎮守の森といった感じがした。神さまを祀る「聖域」というよりも「荒神のおわす場所」といった雰囲気だ。
やはり、神よりも天狗を感じる。
「永谷園」が氏子総代になっているらしい。石柱に会長以下一族の名前があった。
015_20071102213151.jpg
近景
自作の歴史ミステリー小説「東毛奇談」第4章では、男女2人が「本能寺の変」の謎を解こう東京の各地を訪ね、語り合います。
登場人物の一人は「真船千太」。群馬県地方新聞社の文化部記者で、地元の偉人や歴史を書いているという設定。よって新田一族にも詳しいということにしました。
もう一人は「龍舞琴音」でテレビのクイズ番組のスタッフ。問題を作ったり、資料集めをする「リサーチャー」という職に設定した。安直な設定かと思われるが、これは、後に「徳川埋蔵金」の謎に迫るという章があるので、これについて詳細に調べられることができる立場ということで、この職業にした。番組はTBSの「世界ふしぎ発見」をイメージしている。実際に「徳川埋蔵金」や「天海」など日本の歴史の謎も多く取り上げている。それに、愛宕神社や日枝神社はTBSの近くということもあって、設定としてはこれでいいかな、と思った。
ある程度、歴史の知識や調査することを職業にしていないと、人物設定としては違和感が生じてしまう。そのあたりの辻褄合わせで「地方紙文化部の新聞記者」「歴史教養のテレビ番組のスタッフ」ということにしてみたのだ。
創作活動で楽しいのは、こういった設定を考えること。考えた登場人物と実際の俳優を重ねたりすると、それはそれで楽しいです。まあ、プロ作家ではないんで、縛りはないから自由ですよね。
で、小説の中から愛宕神社での会話を少し載せます。

「それだけじゃない。愛宕には日本一の天狗がいるからさ」
「今度は天狗」
「まだまだ。愛宕山には、この世に恨みを残して死んだ政争の敗者たちが、変わり果てた姿となり、一大政変を起こそうと日夜謀議を重ねる場所なのさ。時代の波に翻弄され失意のうちにこの世を去り、死してなお現世に反乱を企む怨霊たち。崇徳上皇・源為朝・井上皇后・後鳥羽天皇、それに後醍醐天皇などが怨霊となり、天下が乱れることを望んで雲集してくる。まさに、光秀は一大政変を起こそうというときに、ここで誓いを立てたのである。この意味は大きい。これはただの戦勝祈願で、愛宕山に参詣しにきたという長閑な話ではないのだ。このときの光秀の心境を想えばいかばかりであったろう。愛宕の社殿を拝みながら、光秀自身も怨霊や天狗になってしまうのではないかと思ったろう。事実光秀も失意の内に死んでいったからね」
「そう京の愛宕山は、京都中部の丹波高原の山で標高924m。愛宕権現太郎坊と呼ばれ天狗の姿で立ち現れる、権現信仰が盛んで勝軍地蔵が祀られている。中世には修験道の修行の場となっていた。勝軍地蔵というのは、地蔵の姿をした軍神で、将軍と勝軍とが同じ響きであることから、武士たちに崇められてきた。したがって愛宕神社=勝軍地蔵ととらえられている。ここにある愛宕神社は、家康が、京都から勧請したものだ」

といった感じです。

次は日枝神社へ行きます。
スポンサーサイト

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

«  | HOME |  »

カスタム検索




FC2ブログランキング


すみません…、只今コメ返しをしておりません。しかし、しっかりと読んでおります。こんなわがままなサイトですが、気が向いた方は、どうぞ書き込んでください。

FC2ブックマークに追加

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Wikipedia
developed by 遊ぶブログ
物語を物語る
 トップページ
  ├ 月別アーカイブ
  |  └ --年--月 --日 (--)
  ├ カテゴリー
  |  └ スポンサー広告
  └ スポンサーサイト
物語を物語る
 トップページ
  ├ 月別アーカイブ
  |  └ 2007年11月 02日 (金)
  ├ カテゴリー
  |  └ 歴史ネタ
  └ 自作小説の舞台地を訪ねる2。 愛宕神社編
by AlphaWolfy

消えた二十二巻

Author:消えた二十二巻


全ての記事を表示する




このブログをリンクに追加する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。