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物語を物語る

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アンパンマン考 1 事の発端

物語を物語る

Ⅰ事の発端、娘の疑問と父娘との対話

月曜から木曜までの夕方6時から1時間、BS4チャンネルで「アンパンマンくらぶ」が放送されている。アニメのアンパンマンが4本と「はるなおねえさん」のコーナーが本編の前後、途中にある。このコーナーではアンパンマンにちなんだ料理を作ったり、工作をしたりする。
この番組を5歳の娘は毎回欠かさずに見る。私も仕事が休みの日はつられて何気なく見ている。夕食を待つ間、娘が大人しくしているので、丁度いい時間帯なのだ。
さて、大人が見れば「アンパンマン」はどれも似たような話で、展開に変化はなく、出てくる登場人物(?)はだいたい同じだ。退屈というわけではないが真剣に見ているわけではない。
そこで、このワンパターンの勧善懲悪アニメを毎日のように見ている娘に「飽きないのか」と聞いてみた。
だが当然のように「面白い」という。
「へー、どこが?」と訊き続けた。あれだけ真剣に見ているのだから、何か子供が引き付けられる何かがあるはずだ。ちょっと興味が湧いた。
「うーん、アンパンマンがずっこけたりするところとか、ドキンちゃんの目がハートになるところ」と答える。と言いながら、目はアンパンマンを流しているテレビに釘づけのままである。
「ふーん」確かにビジュアル的に子供が喜びそうなところだ。でもそれだけで見続けるほど、単純ではなさそうなので「どこかもっと面白いところがあるんじゃないの?」と畳みかけてみた。
「だってみんな見てるし。○○ちゃんなんてアンパンマン博士なんだよ~」と答えながら、バイキンマンがアンパンチを食らって飛び去って行くのを見ながら「でもなんでアンパンマンとバイキンマンはいつもケンカしてるの?」と逆に質問してきた。
不意のカウンターパンチで「おっ」と唸ってしまった。「鋭い」そこに気付いた娘は偉い。確かにそれがこの物語の根幹だろう。私も見ながら「アンパンマンとバイキンマンが戦い続ける」ことがどうも不思議なことだと思った。パターン化された物語には、普遍的なメッセージが隠されている。馬鹿にしていけないのだ。老人が「水戸黄門」を見続けるのと同じだ。夢中になって見るのは、人を引き付ける魅力がどこかにあるはずなのだ。
そこで、アンパンマンに関して娘が不思議に思っていることを出させて、いろいろ聞いてみた。
要約してみれば大体こうなる。
「やっつけたバイキンマンはすぐまた出てきて、いたずらをするのはなぜ?」
「××マンとか○○マンとかなんで身の回りのものが出てくるの?」
「なんで人の形をしているのはジャムおじさんとバタコさんだけなの?」
とかいろいろ出てきた。言われてみれば確かにそうだ、と感心もした。
ただやはり「アンパンマンとバイキンマンがいつも戦っている」のが一番の不思議らしい。
どうやら、バイキンマンが全くの「悪」というわけでもなく、また悪であるべきドキンちゃんの存在がとても不思議だからだろう。「悪が絶対悪でない」「やっつけられる者が全くの悪」でないということだろうか。

よし、ここはアンパンマンの謎を解いてやろう。それが分れば幼児がアンパンマンを夢中になって見る理由も分かるかもしれない。

「物語を物語る」なんて大層大袈裟なサイト名でブログを開設しているのだから、ここはひとつ娘の疑問ぐらい簡単に答えてやろうと思ったのだ。だがそれが間違いのもとだった。
考えれば考えるほど、「物語としてのアンパンマン」は深いことが分った。

まずネット検索したが大したものは出てこない。「バイキンマンの資金源は?」とか、「なぜアンパンマンはマントがなくては飛べないのか?」といったものばかり。どうも安直なものばかりでどうも納得がいかない。それに、逆に謎が増えてしまうのである。
そこで途中まで書いていた「朝青龍マレビト論」を書き終えてから、準備に入って、数か所の図書館を回り、本を借りまくって、本屋に行って関連のありそうな本を集めた。
そして、アンパンマンを見ている娘の横で、私は娘以上に真剣に画面を見つめ、ノートを片手にして、気なった箇所をメモしていった。
そんな私の姿に、妻は「そんなことしたって、1円にもならないのに」とこぼし、呆れ果てた。
「くそー」こうなったら意地でも「娘の疑問」に答えてみるぞ。
それは自分の納得のいくものにするぞ。
それに是非とも、クリスマスまでにしたいのだ。(これには訳がある)


とは言ったものの果たして書き切れるのか。
期限はあと10日ほど……。

予定としては、
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とこんな感じとなります。
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Comment

[81] アンパンマンの考察いいですね。
噂に聞いていた、「アンパンマン考」読ませていただきました。これまた凄い内容ですね。
アンパンマンが心の中の葛藤とは、なかなか鋭い発想。
「新書」でも十分いけそうな内容です。
どこかに売り込んでみたらどうでしょうか。
[82] コメありがとうございます
お褒めの言葉ありがとうございます。
いや~伝手でもあれば売り込みたいところです。
ほんとだれか買ってくれないでしょうか?

では、また読みに来てください。

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消えた二十二巻

Author:消えた二十二巻


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