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石原都知事「宮内庁ごときが」発言と「週刊ポスト」の記事。東京五輪は必要?

物語を物語る

人に物を頼むときには、頼み方というものがある。
それに、目的のためには手段を選ばない人間はいつしか信用を失くす、という。


「日テレニュース24」から
『五輪招致活動をめぐり、宮内庁が「皇太子さまの協力は難しい」との姿勢を示したことに対し、東京・石原知事は11日、「五輪招致は国家事業。宮内庁ごときがそんなことを言うのは僭越」と怒りをあらわに。石原知事は皇太子さまの協力を得たいと表明していた。

 オリンピックの招致活動をめぐり、東京・石原都知事は11日、宮内庁に対し怒りをあらわにした。招致に向け、石原知事は皇太子さまの協力を得たいと表明しているが、宮内庁幹部が先週、「皇太子さまがかかわることは難しい」との姿勢を示したことに反発したもの。
 石原知事「宮内庁の役人が何を考えているか知らないけれど、ナショナルイベントなんだよ。(オリンピック招致は)国家をかけた事業なんだよ。宮内庁ごときが出てきてだな、そんなことを言うことは僭越(せんえつ)の限りだよ。そういう役人が日本を滅ぼしてきたんだよ。とんでもないやつだ、本当に。誰も許さないよ、そんな宮内庁の役人」
 石原知事は、オリンピックの招致議連の会長で今月の皇太子さまのスペイン訪問に同行する森元首相を通じ、皇太子さまご本人の意向を確認した上で、政府を通じて正式に招致活動への協力を要請する構え。』

第一印象として、どうにも、この言い草がイヤですね。
「宮内庁ごとき」って、言い方ないですよ。
「東京都知事ごとき」ってことにもなります。
それに、こういったことを断るのに皇室から直に声明が出るとも思えず、まずは宮内庁あたりがやんわりと断るというのが筋となるはずなので、その点で「宮内庁」の役人に怒るのはおかしなことではないのか。
それに、テレビでの都知事の発言をよく見ていると「皇太子っ」と言っている。
本来、「皇太子殿下」「皇太子さま」というべきであり、これでは呼び付けと同じだ。
とてもではないが、これは物を頼む言い方ではない。
(ネットニュースなどでご確認ください。)
この言い方はあまりにも不遜であり、ここにはどことなく、「皇室ごとき」がという物言いで軽侮な印象も感じられる。「将棋の手駒」のような手軽さで、皇室を政争の道具に使うとは、まさにこれこそが「僭越」なのではないか。
私が宮内庁の役人の立場であったなら、この高飛車な態度で物を頼む人物には、何があっても、どんなことがあっても、意地でも協力しない。
それにしても「東京都知事」って、いつからこんなに偉くなったんですかね? 知らなかった。本人は、総理大臣より偉いと思っているんでしょうね。それが、態度に、物言いに、よく表れている。

それにしても、「東京にオリンピック招致すること」ってそんなに大事なことなのだろうか?
「オリンピック」「五輪招致」なんて口に出せば、何を言っても何をしてもいいというわけじゃないはず。
皇室が自らオリンピック招致に協力すると、言うのならいいが、それを「都知事ごとき」が強要すること自体がおかしい。
また、どうもこのニュースで違和感を感じる点は、都知事の言う「国家事業(?)」に皇室を参画させよう、というのが筋違いではないのか、ということだ。
これについて書こうと思ったら、「週刊ポスト」七月二十五日号に、このことが詳しく載っていて、どこが争点になっているのかが良く分かった。
週刊ポスト

タイトルは「石原慎太郎激怒で大波紋」

以下、「週刊ポスト」の要約です。
石原都知事が皇室の協力を得ようとしているのに訳があるという。
本文では「ロンドン開催が決まったのも英国ロイヤルファミリーの活躍があったからこそ。エリザベス女王の長女で、チャールズ皇太子の妹にあたるアン王女が五輪招致合戦で大活躍し、プレゼンテーションではエリザベス女王のスピーチVTRが流された。こういった王室ブランドを利用することが、IOCの印象を良くし、他候補地との戦いに勝利した、と分析している。そこで皇室の協力こそが他の候補地との差別化となると、石原氏は考えている」という。
文化女子大の渡辺みどり氏は「積極的な皇室外交は雅子さまの希望もあるだけに、皇太子さまにも招致活動に関わりたいという意思があるのではないか」と見ている。

しかし、皇室の関与に否定的な意見もある。皇室ジャーナリストの松崎敏弥氏の意見「英王室など欧州の王室は私有財産があるがゆえ、その活動に制限がない。しかし皇室の活動費は国の税金から出ているため、活動は原則、国家が決定したものに限定されます。東京五輪の招致は東京都の意向です。野村東宮大夫は慎重な人だから、そうした点まで考えて発言したのでしょう」
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏の意見(「日の丸とオリンピック」の著者)「五輪の開会式に皇族が出席することはありますが、それは開催が決定してからの話で、招致活動の段階で皇室が全面的に乗り出した例はない。東京五輪には〝石原氏の政治的活動〟という印象がつきまとうだけに、皇太子殿下が利用されていると受け止める国民は少なくないと思います。」
とある。

私はこの辺りに詳しくはなく、よく分からないが、「こういったオリンピック招致活動が厳密にいえば政治活動となるはずで、外国人から見ればこれは立派な政治活動に見えるのでは?」と思っていた。
それが今号の「週刊ポスト」の記事でよく分かった。
 また、皇室の政治活動となれば、近隣諸国(中国、韓国など)の反発はないのか?といった疑問も浮かぶが、この辺りはどうなのだろうか? 
また、石原慎太郎が持っている何らかの政治的思惑や思想的意図が別にあるのではないか、とも勘ぐってみたが、この辺りもどうだろうか?
とまだまだ疑問は浮かぶ。

ただ今回の騒動の原因は他にありそう。それは過去に、宮内庁と石原氏との間に確執があったというのだ。
以下も「週刊ポスト」の記事。
四年前の「皇室ライトアップ論争」で、「観光振興のために皇室をライトアップさせてほしい」と石原氏は提案し、これを羽毛田信吾・宮内庁次官(現長官)が撥ね退けた。そのとき羽生田氏は、石原氏を「良識がない」と嫌味を言ったという。これに石原氏が相当に頭に来ていて、それが今回の「木っ端役人」「宮内庁ごとき」という発言につながっているというのだ。
まあ、これが今回の騒動の原因だとすれば、石原氏は大人げない。

また、宮内庁サイドとしてみれば、「夏季五輪はシカゴが圧倒的有利であり、東京が勝てるはずがない。そうなると殿下に恥をかかせることになり、その批判の矛先が宮内庁に向くことを懸念している」と見ているというのだ。
週刊ポストではこの記事の最後に「世界の名だたる大都市と争うのに、〝内輪モメ〟をしている場合ではないと思うのだが……。」と結んでいる。
全くその通りである。

そもそも、石原都知事がこれほどオリンピックにこだわるのは、五輪利権がからんでいるんじゃないのか?とも疑いたくなる。
都知事の発言を見てみると、「スポーツの祭典としてのオリンピック」という純粋な精神ではなく、「東京再開発のためのオリンピック招致」としかに聞こえないのだ。
(検索すれば、そういった意見が多数ある)

それよりも、まず先に、宮内庁にケチを付けるより、「新銀行東京」をどうにかしたら?とも思う。
発足した04年度から07年度の4年間で累積赤字は456億円を出し、新たに400億円もの追加投資をするなんて、税金の無駄使いでしょう。
それともこの損失を「オリンピック招致」による開発事業で穴埋めする腹積もりなのか。新銀行東京の失敗による非難を五輪招致で誤魔化し、うやむやにしようとしているのか。そう見えます。
本当に知事がいうように、「オリンピックを国民全員が望んでいる」のだろうか?(反対している都民、都議会議員は多くいるようで、活動もしている)

まあ、どっちにしても2016年の東京オリンピック開催は難しいと思うけど……。

ということで群馬県人が東京都知事にケチをつけてみました。

それにしても、都知事のこの言い方はないよな。VTR何回も見ましたけど、これまさに「恫喝」ですね。
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