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物語を物語る

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子供の才能って様々。「五輪の口パク事件の少女」と「コボちゃん」

物語を物語る


ある新聞記事を読んで、思った。
最近7歳になった娘を見て、何か他の人より抜きん出た才能があるのだろうか、と。
小学校1年なので、今のところ学力がどうのこうのというのは分からない。(大天才ではないことは確か) 絵はじょうずだが、まだまだお絵かきのレベル。カケッコはそこそこで、水泳は水に顔をつけられるかどうかがやっと。まあ、「才能」と呼べるものは、まだ見つかっていない。
ただ、敢えていえば「凝り性」、いうなれば「マニアック」なところ。同じ年齢の子なら、飽きてしまうようなことをずっと続けられるということ。
ただそれは「コボちゃん
コボちゃん 2
コボちゃんをボロボロになるまで読み込んでいる。しかも面白いところに栞まで挟んで……。
作家・井上ひさしは数年で広辞苑をぼろぼろにするほど酷使するらしいが、それに匹敵するほどの読み込みようじゃないですか。
これが去年の冬から続いているわけです。
このときの記事
ちょっとオタク?でもコボちゃんというのが「通」でしょう。(これを勉強に生かしたら凄いでしょうね)
何しろ、幼稚園児のとき、伝説の「コボちゃん第7126回」を理解したのだから、これも一種の才能でしょう。
確かに、私の娘には「笑いのセンス」がある。
まだ言葉もそんなに言えない娘が2歳のころの話。所用で銀行に行って、銀行員の受付の人が「○○さん」と私の名前を読んだとき、娘が両手を挙げて「は~い~」と大きな声で返事をした。小さい子があまりにもはっきりと大きな声で答えたものだから、お客さんを始め、行員の方々から拍手が出て、しかも笑いを取ったのだ。
これも一種の才能、一芸に秀でるということです。
いいんです、いいんですよ、これで。
何でも得意とするものが一つでもあれば良しとすべし、「芸は身を助ける」というじゃないですか。

ということで、
あの出来事の続報。
開会式「口パク」問題、歌った少女は傷心状態で“遠い所”に 
北京五輪開会式での「口パク」問題で、実際に革命歌を歌っていた北京市の小学1年、楊沛宜さん(7)に関し、担任の教師が自身のブログで「楊さんは傷つき、落胆している様子だ」と近況を公表した。

 メディアの取材を避けたいとする両親の計らいで、楊さんが「遠い所」に移されていることも明らかにした。
 それによると、楊さんは今月18日夜、開会式で「口パク」をした同市の小学3年、林妙可さん(9)が出演するテレビ番組を見た。司会者は、開会式で全世界に流れたのは楊さんの歌声だったことに最後まで触れず、番組は終了。楊さんは落胆の表情を浮かべたまま、一言も話さずに就寝した。
 翌朝、楊さんが歯形が残るほど強く腕をかんでいたことが判明したという。世間から身を隠さなければならない理由も分からず、楊さんが悩んでいる様子もうかがえる
ため、担任教師は「これ以上、楊さんを傷つけないで」と訴えている。
(2008年8月23日19時30分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080823-OYT1T00580.htm

実際に歌った少女が、私の娘と同じ7歳だ。
そう思うと、小学校1年生の子供にした仕打ちとしては、かなり残酷なことだと思った。
上記の記事を何度も読み返すと、この子の悔しい気持ちがよく伝わってきます。

しかもこの事が発覚した当初は、『沛宜ちゃんは「歌声だけでも披露できて満足、悔しくはない」』と中国五輪関係者は公表していたはずで、この少女も納得していたと伝えられていた。
それが実際は……。
そもそも、7歳の子が、これはやむ得ない事情であると納得し受け入れるなど出来るだろうか。当局がうまいことを云って、言いくるめたに違いないのだ。聞き分けのいい子だね、とか言って。
でも、この子はテレビを見て、幼いながらも現実を知ったんでしょう。
「歌を歌った方の楊沛宜という女の子はかわいさが足りなかったようだ。歯並びの悪い子を出すと、中国のイメージが悪くなると思われたのだろう」というブログ記事もあった。
容姿重視か、むごい話ですね。
腕に噛みついた跡があったというのだから、悔しい思いを悟られないよう、自分の腕に口を押しつけて泣いていたに違いない。両親に泣き声が聞こえないように……。
まさに、気の毒で可哀そうという意味の「いとおしい」の一言に尽きる。

得意としていたもの(この子は歌が上手いということ)が、かえって自分の心を傷つけてしまうものになってしまうとは……、しかも、歌を歌ったことで遠くに逃げ隠くれなければならない、なんでそうなってしまうのか理解することも出来ずに、「もう歌は歌わない」と幼な心に刻みこんでしまうかもしれません。
理不尽な話ですね。

オリンピックというのは、自分の持っている才能を発揮させ、それを大勢の人々に見せる場ではないのか。この子は、自分の才能を出して、結果、傷つき、身を隠さなければならなくなった。
体力を競ってメダルを争う姿を見て感動し、金メダルを取った選手に喝采を送る、それがオリンピックかもしれない。しかし少女の歌声に心を動かされ、そこに酷い裏話があったことを今回のオリンピックで知った。オリンピックが子供の才能の芽を摘んでしまうようなことをしてはいけない。
うわべだけの見栄えを優先させ、人の心を切り刻むことが許されるならば、それは正義、聖戦の名の下に戦争を仕掛ける大国の論理と同じだ。そうなれば「平和の祭典」という名目で行われるオリンピックはこの趣旨からずいぶんと離れていることになる。

これからこの子の運命がどう変わるのか分からない。
しかしあの歌声が多くの人々の心を動かす力があったというのは、事実なのだ。
人の心を震わせる「才能」をこの子は持っている。
それをこのような形で奪ってしまうのは、あまりにも惜しいことではないか。


呑気に「コボちゃん」を読んでいる自分の娘を見ながら、そんなことを考えさせるニュースでした。
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Comment

[97] 全てを容姿で決めるのも…。
中国って、
どこまでも“そんな国”なんだなぁと思ってしまいました。

あの少女を落ち込ませた張本人は、
中国の五輪主催者の大人達です。

利用されちゃったんです。

理不尽で可哀想でならないですよ。


僕は、
精神疾患を患っていますが、
幼くして精神疾患を患うのではないかと、
心配しています。


何に対しても、
偽物を売りつける中国。

本当にいい国なんでしょうか?

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