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世界の需要と供給を乱す「朝バナナダイエット」

物語を物語る

数日前に「バナナダイエットなんて即刻やめてしまえ」を書いたが、その続き。
http://pcscd431.blog103.fc2.com/blog-entry-365.html

朝バナナダイエット」に関する他のブログ記事や特集記事などを読むと、結構苦言を呈するものも多かった。ただ、「栄養面の偏り」からこのダイエット法を批判するものや、「日本人の乗せられやすい精神面」を非難するものが多ようで、「ブームで買い漁り、のちに廃棄」といったことを指摘し、書いたものは少ないようだ。

そこに、朝日新聞で「朝バナナダイエット、品薄バナナ」についての特集記事があった。(平成20年10月3日、2面・時時刻刻から)
これを読んで、そうそう私が言いたかったのはこういうこと、といった内容のものが載っていたので、その部分を転載しておきます。

ブーム一瞬 すくむ業界

テレビが契機になった減量ブームや品薄は、これまでも繰り返されてきたが、関係業界は恩恵を被るというより、傷を負ってきた。
05年にブームに沸いた寒天業界。最王手の伊那食品工業(長野県)によると、品薄は約1年続いたが、07年の消費量はブーム当時の6割程度に落ち込んだ。同社の広報室長は「ブームで業界が良かったことはない」と断言。品薄になると粗悪品も出回りやすくなって消費者の信頼を失うほか、飽きによる消費の反動減もあるためだ。納豆業界も厳しい。健康ブームに乗り、04年ごろから大手メーカーは競って増産投資に乗り出したが、需要は02年~03年をピークをつけたあと、減少傾向。07年には関西テレビ「発掘!あるある大事典Ⅱ」が「納豆ダイエット」に火をつけ、一時は店頭から納豆が消えたが、間もなくデータねつ造が発覚した。
工場を建てた以上は、投資回収のために稼働率を下げられず、供給過剰、安売り競争になる。今年に入り、大豆加工品のうち豆腐や油揚げは値上がりしているのに、納豆だけ価格下落が止まらないのはこのためだ。……」(斎藤徳彦さんの記事)

また新聞記事には、供給不足から一転して過剰在庫になるバターを例に挙げて、反動の大きさが市場の混乱を招いていることを指摘している。
ただ今回は「寒天」や「納豆」といった加工食品ではなく、外国から輸入される「バナナ」だということが問題。
新聞記事では、「バナナの需要が増えた中東が、南米産からフィリピン産に輸入先を切り替えたため、日本の輸入分が減っている」とあり、「中東勢などに対し、日本勢の買い負けが始まっていて、これも品不足の一因となっている」と書いている。
そこに今回の「朝バナナダイエット」が起こっているのだ。
このバナナの品不足に対して、前回の朝日新聞記事では「一時的需要の増大で、日本の買い集めが始まっている。」ということであり、また他の方策として「増産も考えられるが、新たに畑を作って収穫するまで、10ヶ月はかかる。その間にブームが終われば在庫を抱えることになるため“増産は微妙”(住商フルーツ)」ともある。
これは加工食品などと違って工場を増やすといった簡単なことではなく、バナナ畑を作るとなればかなり大がかりなことになっている。「朝バナナダイエット」などいう安易なブームが、世界の市場を確実に混乱させ、他国を巻き込んでいることになるのだ。

また、日本テレビの朝の情報番組「スッキリ」の中で「朝バナナダイエット」を特集していたが、ここでコメンテーターの勝谷誠彦氏が激怒していた。
それは、「簡単にブームに踊らされる日本人」を批判し、「バナナ畑のプランテーションによる労働者の搾取があること」について指摘したものだった。
激高して番組内では浮いた感じになっていたが、これはかなり真っ当な意見だと思った。
確かに、プランテーションには奴隷のような労働者が多くいて、それは貧困にあえぐ国だ。(チョコやガムなど)
気になったのでネット検索してみた。

それについては「バナナ労働者たちが、チキータとデル・モンテ社に団結権をめぐる長期の論戦を桃んでいる」というサイトが詳しかった。
http://www.ne.jp/asahi/hari/nature/report_1/puente/27_06.htm
 
その一部を引用。

「死ぬような状態

 アリゾナとアラバマの労働・生活状態は、労働者たちがなぜそれほど熱心に組合を結成しようとし
ているかを示している。極めて長時間で低賃金の労働、酷使する監督、適切な防護服なしでしばしば
殺虫剤にさらされること、不十分な住宅設備、そして医療機関へのアクセスがはとんど完全にないこ
とが、労働者の心配のリストのトップにあげられている。

 時には午前6時から午後8時までの労働で、農業労働者は週に平均225ケツアル(約37ドル)
稼ぐが、これは近くの組合のあるプランテーションで一日9.5ドルから14ドル稼げるのとは大差
がある。箱詰め工場で働いている人々一主として女性でその多くがシングルマザーである-の給料は
3分の1少ない。需要が多い時期には、箱詰め工場の労働者たちは時には午後11時まで強制的に働
かされる。もしそれを拒めば、監督はどこでもほかで仕事を探してかまわないぞと言って解雇してし
まう。監督たちのセクハラをされることで苦情を言っている女性たちも多い状態だ。」
とある。

バナナ生産地での現実はかなり厳しい。(この件はかなり大きな問題を抱えているようだ)
それに引き替え「日本人は、ダイエットに良いから」という理由だけで、海外に混乱をきたすまでこれを買い漁る。
そして、ブームが過ぎれば、過剰在庫で廃棄か。
あまりにも、傲慢。

だからこそ「バナナダイエットなんて即刻やめてしまえ」というんですよ。

追記 「ブームの終焉」の続きを書きました。http://pcscd431.blog103.fc2.com/blog-entry-387.html
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Comment

[103]
こんばんは。

素敵なブログですね。

また遊びに来させて頂きます。
それでは(^^)

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消えた二十二巻

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