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天海の墓所「慈眼堂」へ。 新田義貞伝承を追う!⑥

物語を物語る

前回の続き。

さて、「慈眼堂」です。
場所は、日光山内の西側、二荒山神社の方面にあたる。見学するには、三代将軍・家光廟「大猷院」の受付所で、「慈眼堂を見たいんですけど」と告げて、300円を払わなければならない。
受付の人は「この人、変わった人だな」という雰囲気を出しつつ、
「常行堂と法華堂の間に「慈眼堂」へ進む道がありますから、そこから進んでください」と説明をしてくれて、見開きの小さなパンフレットを渡してくれる。
日光 常行堂(ここが入口)

慈眼堂の説明を読みながら先に進む。
「慈眼堂は慈眼大師(天海大僧正)の墓所です。この境内一帯を、大黒山と称し、歴代法親王様の廟所、護王殿・阿弥陀堂・鐘楼・天海蔵書庫等当山の大切な聖域でございます」とある。

長く急なジャリ道を行く途中、石仏に会う。
慈眼堂 仏像1 この長い道を「延命坂」というらしい。
あがって分かったことだが、かなり高台に天海は眠っていることが分かった。そして、下には大猷院があるので、家光を補佐するといった意味でこの位置に慈眼堂が建てられているのだろうか。
上がりきったところに山門があり、境内に、いくつか建物があり、その奥に本堂がある。
慈眼堂 本堂

墓所はこの裏手だった。
慈眼堂 天海墓所
天海の墓石塔は六部天に囲まれるように立っていた。パンフレットには「梵天、帝釈天、広目天、増長天、持長天、多聞天」とある。
天海の墓は五輪塔で、大きさは北関東随一といわれ、江戸時代を代表する石塔、と説明がある。
この墓所の前にある線香立ての置物。ここに「二つ引き両」の家紋が見える。
慈眼堂 墓所前の置物
建物にも多くの「二つ引両」の家紋が見られる。
「二つ引両」は足利氏系の家紋である。
二つ引両

ここから、天海は足利氏系の人物ではないかと推測され足利将軍落胤説も出てくるわけだ。
ただ、ここでは詳しく説明しないが、新田氏系も二つ引両の家紋を使用していた。(里見氏、山名氏、由良氏など )
まあ、だから何って言われそうだが、これは後で詳しくやることにして、今は、もうひとつ天海が使用していたという「三宅輪宝」。
ここ慈眼堂でも多く見られました。
慈眼堂 屋根1
慈眼堂 紋
これが三宅輪宝。
三宅輪宝
下の画像は東京・上野にある「天海遺髪塔」で、門のところに家紋が入っています。
上野・天海遺髪塔
やはり、天海がこの家紋を使っていたとすれば、「三宅氏」と関わりがあることになる。
三宅氏は、児島高徳を祖とし、奥三河を発祥の地とする。
徳川・松平家と同じ地で発祥し、ともに「新田氏伝承」に関わりを持つ。
果たして何の関連性がない、と言い切れるだろうか。

さて、「慈眼堂」「天海の墓」の裏にまで回ってをつぶさに観察して、その横の小道があるのに気が付いた。この小道の下には木が添えられていて行きやすくなっている。
そこを進むと、その途中に「荼枳尼天」を祀るものが……。
ダキニ天
これは恐ろしい。詳しくはWikipediaの説明を見てください。
この小道は三代将軍徳川家光を祀る「大猷院」へ続く道。その途中に「ダキニ天」とは…。ただしこの道はここから先には行けないようになっていた。
戻って、改めて見ると、何ともいえない恐怖心に襲われた。
「慈眼堂は何かに守られている!」
慈眼堂石仏
慈眼堂 阿弥陀堂
慈眼堂 横の建物(慈眼堂横にある建物の中を覗くと、大きな憤怒の仏像があった…。外から全く見えないようにしてあり、何か封印されているような雰囲気があった。)

慈眼堂は日光山内にあって、異質な存在だ。東照宮や大猷院、二荒山神社、輪王寺などにある華やかさなど、全くない。一時間はここにいたが、「慈眼堂」を訪れた者は、私以外にいなかった。大勢の観光客であふれ返る山内の二社一寺とは、あまりも対照的でここが同じ場所にあるとは思えない。
やはり、人を拒む雰囲気を「慈眼堂」は持っているのだろう。

そんなことを思いつつ、下に降りて、慈眼堂入口にあたる常行堂の建物を仰ぎ見た。
そこに、
常行堂の彫刻
私を凝視し、今にも噛みつきそうな謎の生物の彫刻があった。

やはり、天海は何かに守られている」と確信し、私は逃げるように観光客の人ごみの中へ紛れていった。

次回に続く。





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[321] この家紋は…もしや…
この家紋は、ユダヤと関わるのでは…

誰か、この家紋を見て、詳しく言える方いませんか?


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