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物語を物語る

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勾当内侍が新田義貞を訪ねていく場面で、私の中でいつも鳴り響く曲があります。

物語を物語る

嶋津義忠「楠木正成と足利尊氏」(PHP文庫)を読んでみました。
php文庫 楠木正成と足利尊氏
解説等はこちらでhttp://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-67270-0
新田義貞及び新田一族ファンの私にとっては、この時代の小説を読むのには勇気が要ります。
なにしろ楠木正成を主人公にしたもので、義貞をよく描いたものは、ほとんどといっていいほどないからです。(ほとんど無能に書かれているのものが多く、正成の死が義貞の所為にされているのもがほとんどだ)
特に、北方謙三の「楠木正成」は酷い。この新田一族への悪意ある描き方には、もう読んでいる最中から沸々と怒りが……。そして読み終わった瞬間に壁に投げてしまいたくなるほどだった。(図書館で借りた物なので実際にはしませんでしたが…)

ということで、おそるおそる嶋津義忠「楠木正成と足利尊氏」を読んでみた。
まあまあ普通でした。
義貞に関しては記述が少ない(挙兵から鎌倉幕府を倒すまでが数ページ)し、そんなに悪くも書いていない。
ただ、この本のラストに興味を引かれた。
義貞が討ち死にしたがそれを知らずに、勾当内侍が義貞の元を訪ねていく。そこで義貞の死を聞いて嘆き悲しむところで物語は終わるのだ。(このあと尊氏が将軍になった、という文が数行続くがそれは事後説明でしかない)
勾当内侍が最愛の人に会いに行って、その死の報を聞くという終わり方は、結構多い。
前回の浜野卓也「新田義貞」や新田次郎「新田義貞」もそうだ。
山岡荘八の「新太平記・第5巻 義貞戦死の巻」は、後醍醐天皇の死も、尊氏の将軍就任も描かずに、勾当内侍が義貞に会いに行く場面で、山岡版「太平記」は終了してしまうほどだ。
山岡版「太平記」5巻
やはりこの場面は、物語りの締めくくりとしておさまりがいいのだろう。

唐突ですが、私はこの勾当内侍の場面を読むと、どうもMISIAの 「Everything 」を思い出してしまう。
「すれ違う時の中で あなたとめぐり会えた……」で始まるあの歌です。(ドラマ「やまとなでしこ」のテーマソング)
歌詞はここで、http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND12633/index.html
また、AIの「Story」も頭の中で響いてしまう。
歌詞はここで、http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND25476/index.html
また、平原綾香の「Jupiter」も思う浮かべてしまう。
歌詞はここで、http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B05685
3曲に共通するのは、「時空を超えて結びつく絆」を歌っている点です。ここが私の中では勾当内侍と義貞に結びついてしまうようです。
歌詞をよく読んでから、太平記巻二十「義貞討ち死に」の場面を読むと分かると思います。
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