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「祭りで考察 日韓関係」の記事

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この記事と何となくつながる話。
平成21年9月6日 読売新聞「ワールードビュー」から


祭りで考察 日韓関係
今年の春、8年ぶりにソウルに赴任する前、知人の韓国人外交官に、この間の日韓関係がどう推移してきたかを聞いた。「歴史に飛躍はない」という答えが返ってきた。金大中大統領が1998年に訪日し、未来志向の関係構築をうたった「日韓共同宣言」が発表された時、両国関係は飛躍的に良くなると期待されたが、その後も、歴史認識問題や竹島問題がしばしば再燃して逆戻りした。そうした経緯を踏まえた返答だった。
たしかに飛躍はなかった。それでも、日韓関係を大きな流れでとらえると、前進している。その流れを感じる機会である年中行事「日韓交流おまつり」が、もうすぐ行われる。
「よさこい」や仮面踊りなど両国の祭りの伝統芸能が集合する行事で、2005年にスタートして、今年で5回目を迎える。昨年まではソウルで開催してきたが、今年ははじめて東京にも進出。今月20~21日に六本木ヒルズで開催され、ソウルでは20日に、市庁前広場で開かれる。
「おまつり」はもともと日韓の外交当局が、国交樹立40周年を記念する民間交流行事として考え出したのだが、しょっぱなの05年から危機にひんした。竹島問題や小泉首相の靖国神社参拝で、韓国で対日批判が盛り上がり両国関係は冷却化。不測の事態が起きたら困ると、実施が危ぶまれた。
「おまつり」実行委員長を務めた、金容雲漢陽大学名誉教授は「政府がやることと市民の思いは違うから、ぜひやってみようと思い」実施を重ね、日韓のボランティアが中心となって準備する年中行事として定着してきた。
「おまつり」が日韓関係が前進している表れだというもうひとつの証拠がある。「一時のイベントで終わらせないためには『まつりの哲学』が必要だ」という発想から、金氏と小倉紀蔵京都大学准教授が監修して出版された「お祭りと祝祭が出会うとき」という本だ。日韓の祭りが古代のシャーマニズムという共通の源泉を持ちながら、異なる発展をとげてきた経緯が明かされており、読んで目からうろこが落ちる思いがした。
古代シャーマニズムまで視野に入れて日韓の交流の歴史を考えるアプローチは、作家、司馬遼太郎が「韓のくに紀行」で先鞭をつけた。当時は傑出した作家の孤独な営みだったが、今では日韓の知識人として展開されている。
「おまつり」は、市民が一緒に歌い踊れる行事で、理屈抜きで楽しめがよいのだろう。ただ、その気になれば、日韓の祭りを観察して、海峡の彼我の文化の共通点を比較するという、知的な考察の機会にもなりそうだ。(ソウル支局長 森千春)

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