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物語を物語る

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天皇陛下の政治利用は許せん! だが、一つ分かったことは、中国では天皇陛下に会わなければ国家主席になれないということだ。

物語を物語る

http://pcscd431.blog103.fc2.com/blog-entry-655.htmlの続き
天皇特例会見について、平成21年12月12日、新聞各紙が一面で伝えていました。
各紙すべてが「鳩山首相のごり押し」「天皇陛下の政治利用」を批判している点で共通している。しかし、同じ批判でも各紙微妙にその方向が違う。
朝日新聞・産経新聞
産経新聞は主に天皇陛下の政治利用しようとする中国側にその批判の矛先が向いているが、朝日新聞は、政治利用しようとしている日本政府側(民主党)を強く批判している。特に、多く紙面を割き、もっとも詳しく論じていたのが「朝日新聞」だった。一面トップと2面が全面、それでも足らずに3面まで食い込んで掲載されていた。
今回の天皇陛下の政治利用が、まるで戦前の大日本帝国的政治体制を想起してしまうのか、異常なほどの危機感を感じさせ、恐怖心さえ抱いてしまうのかような書きっぷりだった。(陛下の尊称も付けていませんし…) 前にも書いたが、「左」思考の人々は天皇・皇室を否定しようとするが、それは大きな力があるとそこに認めていること他ならないということで、まあこれは、本題からずれてしまうので、過去記事等で。
ただ、細かい経緯や背景もよく分かったので、朝日新聞のその記事を一部書き起こしてみました。
その前に軽く「まとめ」
1、中国側からは早い段階で要請していたこと。
2、政府から宮内庁への要請が遅れたのは、小沢一郎幹事長らの訪中があったからではないかということ
3、ごり押ししたのは、政府側ということよりも民主党側からの要請であったこと
あと一つは、
4、天皇陛下の権威というものを中国側の方がよく知っているということ。
なぜ中国の指導者がそこまでして天皇陛下と会いたがるのか。まさに中華思想による理想的が皇帝は「日本」にしかない。天皇陛下に謁見することが、中国国内でのステータスアップになるということ。こうなれば、日本が中国から「朝貢」を受けるということになるだろう。
これは、新田義貞伝承を追!実は東毛奇談の続編シリーズ 新井白石編4回目 山本七平が絶賛する新井白石の対中国、対朝鮮外交を読んでください。
というより、山本七平の「日本人と中国人」に詳しい。
山本七平「日本人と中国人」日本人と中国人 イザヤ・ベンダサン山本七平(祥伝社)。

また、「天皇陛下の政治利用」がなぜいけないのかは、福沢諭吉の「帝室論」現代語訳を読んで下さい。本当によく分かります。第一回目はここからhttp://pcscd431.blog103.fc2.com/blog-entry-624.html

では、朝日新聞 平成21年12月12日付けから

鳩山内閣が、天皇が外国要人と会う際に宮内庁が守ってきた慣例を破った。「脱官僚依存」の立場からは問題ないかもしれない。ただ、「天皇の政治利用」を封じるために積み重ねてきた慣例を変えれば天皇制の重大な変質につながりかねず、より慎重かつ厳密な対応が求められる。
鳩山内閣は発足以来、政治主導を推進しようと、戦後政治のルールを見直してきた。宮内庁の羽毛田信吾長官が主張する外務省と宮内庁の申し合わせ「1カ月ルール」も見直しの対象になるだろう。
ただ歴代政権は、戦前の反省から、天皇の言動に関与することを禁欲的に自制してきた。1カ月ルールもその延長線上にある。首相官邸と宮内庁が調整する際には官僚OBの官房副長官が仲介し、フィルター役を務めてきた。
鳩山首相が「政治主導」の観点から、宮内庁に任せてきた領域まで踏み込むとしたら、判断の根拠を説明し、新たな透明・公正なルール作りをする必要がある。
疑問が残るのは、鳩山首相が会見した時期が遅かった点だ。訪中を控えた民主党の小沢一郎幹事長らに配慮したとしたら、政治領域に天皇を巻き込む、「政治利用」だ。天皇の国事行為には内閣が責任を負う以上、明確に説明する義務がある。(有馬央記)

これは概要。
以下この件の経緯が詳しく載ってました。

首相と宮内庁の異例の対立のきっかけは、宮内庁の「一カ月ルール」だった。
天皇と海外要人との会見の申し入れは少なくとも一カ月前に行うというルールだ。2003年、天皇が前立腺がん手術を受けたのをきっかけに、厳格な適用を外務省に文書で要請していた。習副主席と天皇の会見は、ルールを適用すれば、実現しないはずだったが、首相官邸は2回にわたる宮内庁の拒否を押し切って、会見を実現させる。
羽毛田氏によると、外務省からの最初の打診は先月26日。来日予定は今月14日。一カ月ルールに照らし、「応じかねる」と打ち返した。
事態はこれから動き始める。今月7日、首相が平野博文官房長官に伝えた。「何とかこれ、できないだろうか。非常に重要なんだけど」
首相の意向を受け、平野氏が羽毛田氏に電話を入れた。
「日中関係において非常に重要な人物だ。天皇陛下のお体のことがあるから、許す範囲で面会できるようにやってもらいたい」
政権交代前は、宮内庁とのやりとりは官邸事務方の役割だった。05年4月、長官に就任した羽毛田氏は旧厚生省出身。官邸事務方の要といえる主席内閣参事官の経験もある。政官の役割分担に通じた羽毛田氏にとって、官房長官からの直接の電話は、「政治の圧力」と受け止められたとみられる。ただちに「国の大小とか、政治的に重要だとかにかかわらずやってきた。ぜひ(ルールを)尊重していただきたい」と反論したという。
平野氏は認めていないが、羽毛田氏にとると、10日に改めて平野氏から電話があった。「首相の指示を受けての要請だ」。羽毛田氏は折れた。「宮内庁も内閣の一翼を占める政府機関。指示には従うべき立場だ」
一カ月ルールについて首相は11日、「数日間足りなければ、しゃくし定規でダメだということで、果たして諸外国との国際的な親善の意味で正しいことなのか」と述べ、柔軟な運用を求めた。
しかし、羽毛田氏にとって、単なるルールの問題ではない。11日、記者団に「国の政治的案件に天皇陛下を打開役に(起用する)ということになったら、憲法上の陛下のありようとは大きく違うことになる」。「天皇の政治利用」につながりかねないとの危機感をあらわにした。国の大小や重要性に差をつけない皇室の国際親善と政府の外交とは異なるとの考えも強調した。
確かに、首相の言動を追うと、「国際親善」という動機に疑問が出てくる。首相が平野氏に指示したのは、「数日間少ない」どころか、習氏来日わずか1週間前。首相はなぜ、そんな時期に会見実現を指示したのか。
背後にかいま見えるのが民主党の影だ。4日には訪中を控えた民主党の小沢一郎幹事長が首相官邸で首相と会談している。
首相は11日、「小沢幹事長から話があったわけではありません」と関与を明確に否定した。ただ、民主党幹部によると、中国側の党側への打診は早かった。中国側が小沢氏らに、天皇との会見を希望していると伝えてきたのは11月後半。同月20日には、中国の楊潔篪(ヤンチェチー)外相が国会内の党幹事長室に小沢氏を訪ね、習氏の来日予定を説明した。今月9日には、崔天凱(ツォイティエンカイ)駐日中国大使が国会内の党幹事長室を訪問し、小沢氏に「何とかして副主席を陛下に会わせてほしい」と懇願したという。平野氏が羽毛田氏に2度目の会見要請の電話を入れたのは翌10日だった。
政府関係者は「首相は9日ごろには会見ができないことを納得していたはずだ」と証言する。党側の意向が官邸を動かした―との推測だ。


以下、中国の要人が天皇陛下に会うことがステータス・アップになるということが書かれている。

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中国「ポスト胡へ追い風」
「日本政府からは外交ルートを通じて、99%実現が難しいと言われていただけに、大変喜ばしい。鳩山政権が中日関係を重視していることの表れだろう」。あきらめかけていた習副主席と天皇陛下との会見が実現することを中国外務省関係者は歓迎している。
日中関係筋によると、両国政府が習氏訪日について本格的な実務協議を始めたのは11月に入ってから。中国政府は、日本側に対し、鳩山首相だけでなく天皇との会見を望んでいた。しかし、毎年12月には来年の経済運営方針を決める中央経済工作会議があり、習氏を含む指導部メンバーは必ず参加する。その日時が確定しなかったため、会見日程が決められなかったとされる。
中国にとっても天皇は特別な存在だ。1949年の建国以降、中国の指導者として初めて天皇と会見したのが、78年に訪日した当時の小平副首相。胡錦濤国家主席も、国家副主席になったばかりの98年に訪日した際、天皇と会見している。
習氏は2007年の共産党大会で、最高指導部である政治局常務委員に抜擢され、翌08年3月には国家副主席に就任。党総書記、国家主席である胡氏のお最有力後継者となった。このまま順当にいけば、次の党大会が開かれる12年から10年間にわたり、中国のの最高指導者を務めることになる。
ただ、9月にあった共産党中央委員会の全体会議では、次期最高指導者になるための重要なステップとされる党中央軍事委員会副主席への選出が見送られた。習氏は党常務委員になって2年余りで「実績がまだ足らず、時期尚早」(党関係者)と判断さらたとみられている。
党関係者によると、習氏は最近、胡主席の代理決裁をすることが増え、軍の業務にも関与している。訪中した要人との会談の多さも群を抜く。
今回の訪日を通じて内外で権威を高めたい習氏にとって、胡氏の前例を踏襲する形での天皇との会見は「ポスト胡への追い風」(党関係者)とみられている。(北京=峰村健司)

そうか、中国では国家主席に成る前に天皇陛下に会わなければならないのか。これでは、東アジアの盟主は「天皇陛下」ということになる。だから朝日新聞が強く批判するのか。

識者の所感。まあ真っ当な意見です。

長谷部恭男・東大教授(憲法学者)の話 天皇は憲法で、政治的機能を一切持たず、形式的行為のみを行う国の象徴とされている。天皇の国事に関するすべての行為には内閣の助言と承認を必要とし、内閣がその責任を負うことも憲法に定められている。てんのうが政治的機能を持たないことを徹底させるためだ。ただ、それは最終的に内閣が責任を持つということであって、内閣が決めれば、操り人形のように天皇を動かしてよいというわけではない。
相手国の政治的重要性いかんにかかわらず、「一カ月ルール」というプロトコル(外交手順)を順守することが、あらゆる政治的立場を超える国の象徴という天皇の地位を守ることにつながる。今回のように特例を認めることは、健康問題以前に政治の領域へ天皇を巻き込むことにつながりかねない。
天皇は憲法で政治的機能を持たないとされているが、一定の社会的・心理的影響力を持つ。天皇を政治の領域に巻き込むことは日本の民主政治そのものにとって、そして外国から日本がどのように見えるかという意味でも大きなマイナスとなる。内閣のその時々の判断で簡単に踏み越えるべきルールではない。慎重な判断が必要だ。

横田耕一・流通経済大教授(憲法学者)の話 政府が強く要請して天皇が賓客に会うことに憲法上は問題がない。だが、内閣による「天皇の政治利用」にならないよう、注意する必要がある。
天皇が外国の大使や公使を「接受」するという憲法上の国事行為は、本来は「大使として承認する」という意味を持つ。ただ、実際には天皇に政治的権限がないため、内閣が承認した賓客を接待すること、と理解されている。
しかし、天皇が会う特定の人や時期を内閣が選ぶことが、政治的な意味を持ってしまうことも事実だ。誰に会う、誰に会わない、と判断した際、誰が見ても「政治的」と言われるならば、その内閣は批判されるべきだ。
今回の要請は、法的な問題はなくても、非常に微妙な問題を抱えた、ということになるだろう。

小田部雄次・静岡福祉大教授(日本近現代史)の話 歴史的に見て、皇室による外国の来賓対応は、政治的に左右されやすい面を持っている。国同士のかかわりである以上、政治的な要素が入らないということは難しい。今回のケースも中国との歴史的な関係を考えて、こうした要請があったのだと思われる。だが「一カ月前」というルールを決めている以上は、内規とはいえ、守られるべきだ。中国との関係を深めることは大切だが、他の国から同じような要請があった場合はどのように判断するのだろうか。整合性が取れなくなるし、一度例外を作ると、今後恣意的な政治利用が行われる危険性がある。官房長官は宮内庁長官の懸念に対して筋の通った理由を説明する必要がある。



産経新聞「主張」から

政府は、中国の習近平国家副主席が14日来日し、15日に天皇陛下と会見すると発表した。
中国側の会見申し入れは通常の手続きを踏まず、鳩山由紀夫首相の指示で会見を実現させるよう宮内庁に要請したことも明らかにされた。政治的利用ともいえ、将来に禍根を残しかねない。
 陛下と外国要人との会見は、1カ月前までに文書で正式申請するのがルールである。だが、中国側の申請が来日までに1カ月を切った11月下旬だったため、外務省はいったん、陛下との会見は認められないと伝えた。これが主権国家として当然の対応だった。
 ところが、中国側が納得せず、「習副主席訪日の成否がかかっている」として、なおも陛下との会見を要求した。民主党の小沢一郎幹事長が鳩山首相に会見の実現を働きかけ、首相が平野博文官房長官に会見を実現できないかの検討を指示したという。
 中国の要求の理不尽さは、言うに及ばないが、これを取り次いだ小沢氏や鳩山首相の対応も極めて問題である。
このルールは、多忙な陛下のご日程の調整をスムーズに行うためのものだ。これまで、在京大使が緊急離日する際に特例の会見が行われた以外、ルールは厳格に守られてきた。習氏は胡錦濤国家主席の有力後継候補といわれるが、それは特例の理由にならない。
 天皇は憲法上、日本国と日本国民統合の象徴とされる。時の政権による政治利用は、厳に慎まねばならない。だが、今回設定される陛下と中国副主席の会見は中国でも一方的に宣伝されかねず、政治的に利用されている。
 陛下は天安門事件から3年後の平成4(1992)年10月、中国を訪問された。中国が西側諸国から厳しく批判されている時期で、当時の宮沢内閣が多くの国民の反対を押し切って、半ば強引に推し進めたものだった。
 天皇ご訪中が結果的に、西側諸国による対中制裁の緩和につながり、政治利用されたことは、当時の中国外相の回顧録などで明らかになっている。

 今回、鳩山内閣がルールを無視してまで中国の要求を受け入れたことは、中国側に「日本には無理を言えば通る」とのメッセージを与え、今後の対中交渉で足元を見透かされる恐れがある。露骨な「二元外交」も問題だ。鳩山内閣には再考を求めたい。

http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091212/imp0912120257001-n1.htm
太字に、中国が天皇陛下を政治利用したというところが書いてあります。そうえば、オバマ大統領も深々とお辞儀してました。欧米諸国にも天皇陛下の影響力は強いという証拠だ。
ついでに「安倍元首相、陛下の政治利用を批判」の記事からhttp://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091212/stt0912122015006-n1.htm

政権の暴走は危険水域に入った-。自民党の安倍晋三元首相は12日付のメールマガジンで、鳩山由紀夫首相が14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見について、通常の手続きを踏んでいないにもかかわらず実現を指示したことを強く批判した。
 安倍氏は、陛下が前立腺がん手術以降、期限1カ月を切った会見要請は受けないとのルールを小泉、安倍、福田、麻生の歴代自民党政権は厳守してきたと主張。「(会見を要請してきた中には)日本にとって重要な要人もいたが、例外なく断ってきた。陛下のご日程に政治的、外交的思惑を入れてはいけないと自制してきた」と記した。
 その上で、鳩山首相が会見を無理強いした理由について「胡錦濤国家主席の小沢一郎幹事長訪中団に対する異例の大歓待を引き出すための約束だったからではないか」と指摘。「陛下を自分たちのために政治利用した」と批判した。


読売新聞の社説「天皇が時の政権に利用されたと疑念が持たれることは、厳に慎むべきなのだ。その基本を現政権はわかっていないのではないか。」
といったところでしょうか。

民主党によるごり押しのやり方には、深い憤りを感じるが、次期中国国家主席が天皇陛下に「ご挨拶」に来ること自体は望ましいことだ。

ただし、天皇陛下の韓国訪問は絶対に反対である。
これは、韓国が「土下座」「謝罪」を要求するに決まっているからだ。
(小沢一郎が勝手に謝罪するのとは「重み」が違う)
民主党員よ!福沢諭吉の「帝室論」を読め。
そして、「天皇陛下の政治利用」は慎むように

いまはただこればかりを願うのみだ。
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Comment

[191] 官僚の天皇利用は、更に悪い
日本の官僚は、天皇とつながることで特権を得てきました。だから、宮内庁は、天皇や皇太子の意志を無視して、皇室をコントロールしようとするのです。
宮内庁長官の発言も、官僚特権の維持を目的としていることに気付かないですか。
[192] 官僚の天皇利用の意見に賛成
宮内庁長官は内閣総理大臣に従うのだが、公然と反旗を翻し、辞表出さないところが卑怯。

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