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鳩山由紀夫首相の施政方針演説の「文化融合」は、最も危険な言葉だ。

物語を物語る

鳩山由紀夫首相は1月29日の衆参両院本会議で、就任後初の施政方針演説を行った。
全文読み通し、ニコ動でその模様を見てみたが、1時間はあまりにも長すぎる。まるで宗教の演説を聞いているようで、苦痛そのものだった。
それに、「地球のいのち」「いのちを守る」「宇宙が生成して137億年、地球が誕生して46億年」「鉄人28号のモニュメント」などといった言葉がちりばめられていて、これが国会演説?って疑いたくなる内容だった。「幸福実現党みたい」「地球市民」といったコメントがあったが、まさしくその通りである。
こんな変テコな演説文はどうやら、劇作家・平田オリザ氏(内閣官房参与)が書いたらしい。(怪しい人物だな…)
きっと、オバマ大統領に影響され、ここはひとつ国民を感動させようと、気負って書いたのだろう。ただ、そういうのがチラチラ見えて、こっちが気恥ずかしくなってしまう。
そんなのは自分の劇団でやってくれ。

さて、私が気になったのは、「文化融合の国、日本」の部分だ。 

日本は四方を豊かな実りの海に囲まれた海洋国家です。
古来より、日本は、大陸や朝鮮半島からこの海を渡った人々を通じて多様な文化や技術を吸収し、独自の文化と融合させて豊かな文化を育んできました。漢字と仮名、公家と武家、神道と仏教、あるいは江戸と上方、東国の金貨制と西国の銀貨制というように、複合的な伝統と慣習、経済社会制度を併存させてきたことは日本の文化の一つの特長です。近現代の日本も和魂洋才という言葉のとおり、東洋と西洋の文化を融合させ、欧米先進諸国へのキャッチアップを実現しました。こうした文化の共存と融合こそが、新たな価値を生み出す源泉であり、それを可能にする柔軟性こそが日本の強さです。自然環境との共生の思想や、木石にも魂が宿るといった伝統的な価値観は大切にしつつも、新たな文化交流、その根幹となる人的交流に積極的に取り組み、架け橋としての日本、新しい価値や文化を生み出し、世界に発信する日本を目指していこうではありませんか。

一読すると、正論のように見える。しかし、日本は海外からきた文化と自国の文化を「融合」させたきたわけではないのだ。ここは重要。
融合とは、二つのものが溶け合って一つになることをいう。その時出来たものは、前のものとは違うものになることを言う。
日本文化は、外からやってきたものを取り入れ消化し、自分のものとしてきた。大きな日本文化という柱があって、そこにもの新しいものを取り込んで独自のものを作り出す、そこに特長があるのだ。
仏教も、浄土宗や浄土真宗などはもとの仏教から離れた思想であり、まさに日本仏教といえる。(宮崎哲弥)
儒教が入って来た時、その思想は取り入れたが科挙は取り入れなかった。つまり、文化が混ざり合う「融合」ではなく「吸収」なのだ。(例が少なくてすいません。取り急ぎ書いているので……。過去記事で)

従って、「融合」という言葉を使う自体、「日本文化」というものを全く理解していない証拠なのだ。

では、なぜ「融合」という言葉を鳩山首相は使うのか。
実は、方針演説の文章を見れば、これを意識的に使っているのがわかる。

(文化立国としての日本)
「新しい公共」によって、いかなる国をつくろうとしているのか。
私は、日本を世界に誇る文化の国にしていきたいと考えます。ここで言う文化とは、狭く芸術その他の文化活動だけを指すのではなく、国民の生活・行動様式や経済のあり方、さらには価値観を含む概念です。
厳しい環境・エネルギー・食料制約、人類史上例のない少子高齢化などの問題に直面する中で、さまざまな文化の架け橋として、また、唯一の被爆国として、さらには、伝統文化と現代文明の融和を最も進めている国のひとつとして、日本は、世界に対して、この困難な課題が山積する時代に適合した、独自の生活・行動様式や経済制度を提示していくべきだと考えます。文化の国、人間のための経済にとって必要なのは、単に数字で評価される「人格なき教育」や、結果的に人類の生存を脅かすような「人間性なき科学」ではありません。一人ひとりが地域という共同体、日本という国家、地球という生命体の一員として、より大きなものに貢献する、そんな「人格」を養う教育を目指すべきなのです。

多くの国の人々が、一度でよいから日本を訪ねたい、できることなら暮らしたいと憧れる、愛され、輝きのある国となること。異なる文化を理解し、尊重することを大切にしながら、国際社会から信頼され、国民が日本に生まれたことに誇りを感ずるような文化を育んでいきたいのです。

 昨年の所信表明演説で、私は、東アジア共同体構想を提唱いたしました。アジアにおいて、数千年にわたる文化交流の歴史を発展させ、いのちを守るための協力を深化させる、「いのちと文化」の共同体を築き上げたい。そのような思いで提案したものです。



こういった所を見れば、首相本人が言った「日本列島は日本人だけのものではない」という本意をここで具体化させているということわかるというものだ。
アジアの文化、つまりは中国や朝鮮の文化と日本の文化を「融合」させる、という意味でこの言葉を確信的に使っている。さらに「国民の生活・行動様式や経済のあり方、さらには価値観」をすべてをアジア(要は中国・朝鮮)と「融合」させるという意味であり、これは完全に中国に取り込まれるという意味にしか取れないのだ。

まさに「文化の融合」とは、「日本文化の消滅」、さらに「日本国消滅」を意味している。

こんな恐ろしいことを日本国の首相自らが国会で演説するとは……。

こういうのを読むと、三島由紀夫の「文化防衛論」などで説いた意味がよく分かる。

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