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物語を物語る

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朝青龍同情論と相撲協会の妙手

物語を物語る

朝青龍が、ノイローゼでモンゴルに帰りたいと言っているらしいが、どういうつもりですかねー、まったく。
一度帰ったら、もう日本に戻ってこようとは思わないでしょう。それに世論だってそのときはもう許さないでしょう。
となれば、そのまま引退となるでしょうね。

それでも、朝青龍擁護派が1割程度あることを知った。ネットの世論調査だった。
まあ、反省してるんだし、涙を見せれているんだから、許してやろうという意見かと思って、擁護派の意見を読んでみた。
まあ、擁護派の意見としては、大方2つの意見に分けられる。まず1点目、モンゴルとの親善行事としてサッカーをしただけであって、大騒ぎする問題ではない。些細なことで責められるほどのことではないし、これまでの実績を考慮すべしというもの。2点目が、朝青龍を抑えきれなかった相撲協会や、親方の監督責任を問うものである。
まあ、意見としては筋の通っている部分もあって、問題を起こしたのが朝青龍でなければ、十分通じる意見だと思う。
でも、やはり、朝青龍の今までの所業はあまりにもひどすぎるでしょう。仮病疑惑ぐらいだったら、私はかわいい方だと思ってます。
朝青龍が起こした過去の事件の記事を読むと、出るわ出るわ、目に余る所業の数々。本当に、ひどい。
そこで、私が気になった事件があるので、まずそこから。
それは、4月30日のこと、新小結の豊ノ島にプロレスまがいの技を仕掛け、全治2週間の負傷を負わせ、夏場所を休場に追い込んだ事件です。これは、朝青龍という人間性をよく表していると思います。
では、日刊スポーツの5月1日の記事を引用します。「朝青龍は、豊ノ島が低い姿勢で懐に飛び込んでくると、右腕でヘッドロック。そのまま寄り、首を左にねじり返して体をそらせた。相手が自分に背を向けて右足から崩れおちるところを、さらに上からプッシュ。その瞬間「グキッ」という鈍い音が、けいこ場に響いた。  中略  豊ノ島と時津風親方がけいこ場から去ったあと(病院へ行った)、朝青龍の荒げいこは、さらにヒートアップ。夏場所での初対戦が予想される豊真将には、張り手とかち上げを連発した。「うっー」と叫びながら勝負がついた後も、豊真将の胸を右手で突き上げた。さらに同じモンゴル出身で1歳上の時天空を、ぶつかりげいこの相手に指名。時天空が黙ると「返事は!」と怒鳴りつけた。そして胸は出すものの、」すぐに投げつけ約5分にわたって土俵に、はいつくばらせた。その動きは、先場所初日に黒星をつけられた「報復」のようにも見え、見物客から「やりすぎ」との声がもれた。
14番(13勝1敗)で夏場所への本格的なけいこをスタートさせた朝青龍は「動きを確かめながらやったからこんなもんだ」とサラリと言った。さらに「(八百長疑惑報道で)いじめられたから、借りはかえさないとな」とも話した。くすぶり続ける八百長疑惑報道への怒りをけいこにぶつける形になったのかー。だが組んだ力士たちの表情は暗い。最強横綱が去った後の時津風部屋には、後味の悪さだけが残った。」
この記事何度読んでも、胸糞が悪くなる。
5月1日での時点で、朝青龍も今のような事態を向かえるとは思ってなかったでしょう。
それにしても、彼には横綱の品格なんて問うよりも、人として、人間として、どうなのかを問題にしたい。こんな人が、頂点に君臨している相撲ってどうなんでしょうか。
また、夏場所で安美錦に負けて連勝が途絶えると、礼もしないで土俵を下り、花道では座布団を蹴り上げた。このとき負けた悔しさから「強引だったら、骨を折るぐらいやんないと」と言った。おい、朝青龍、暴力を振るいたいなら、別のところでやってくれ。
それに、負けたときにこそ、その人の器が分かる。
こういうときに、本性が出る。
彼の相撲観は、子供の喧嘩くらいでしかないというこです。
「勝負」とは神聖なものだと、私は思っている。だからこそ、闘う力士や格闘家にサムライの精神が必要だと思っているのだ。
したがって、朝青龍は力士でもない、格闘家ではない。ただのサディストであり、相撲というもので、自分の憂さ晴らしをし、それによって、巨額の金を儲けている。
天罰というものがあるとすれば、彼にそれが起こらなければ、私は世の中の摂理を信じない。
今こそ、強ければいい、勝ちさえすればいい、という風潮を打破してほしいんです。
私が朝青龍を非難するのは、彼がその象徴だからだ。

それに、先代高砂親方の葬式に出席せずにモンゴルに帰国したという事件もひどい。
相撲の部屋というのは多くのタニマチや後援会、支援会の協力があって、部屋の運営がなされているのだ。
葬式はその部屋にとって重要な儀式である。
それを欠席することは、重大な過失だと言わなければならない。
普通に考えても変ですよね。
これ、会社組織であれば、当然処分がなされ、左遷か、解雇となってもおかしくない話ですよ。こんな人物が同じ会社にいたら、当然非難され、上司だとすれば総スカンですよ。
一般社会に置き換えてみれば、彼の言動は非難されてもおかしくないということです。それがいままで許されてきたことが、不自然だということです。

それが、いま朝青龍はノイローゼになっているという。
自分の犯した過失で悩んでいるのに。これこそ、自業自得、因果応報だろう。
少し、自分のした行動を見つめ直すべきだ。いまその機会を与えられているのに、そのことに気付かないことが、彼の性格の狭さだろう。
それもモンゴルに帰らなければ、治らないという。
これは現実逃避でしかない。
安全地帯に逃げ込もうとしているだけだ。
いま彼は人生の大きな転機を向かえているのに。

彼に必要なのは、骨折の薬ではない。精神科医でもない。精神の矯正だ。

さて今度は相撲協会です。
朝青龍の処分が出てから数日経った。処分が出された当初は、クビにしなかったので、甘いと思ったが、改めて内容を確認してみると、これって意外に厳しいと感じた。
「本場所2場所の欠場」、これはまあ当然だ。処分としての注目はここに向く。だが問題は「4か月謹慎処分」これはかなり厳しいだろう。モンゴルへの帰国も出来ず、家族との外食も許されない。相撲部屋と病院にしか外出が許されない。これって現実問題として、本当に出来ることなのだろうか。

ということになると、この項目を処分の中に入れたことは、かなりの妙手であるといえる。

これは、裏読みすれば、暗に引退を勧めているってことですね。

しかし、相撲協会は「朝青龍をクビにする」とは言わない。言えないということもあるだろうが、私が考えるに、ここは世論を読んでのことだろうと思う。
日本人は極端な処分や断罪を嫌う傾向がある。
相撲協会が朝青龍をクビにすれば、非難は相撲協会の方に向くんです。
これって確実です。
今でさえ同情論があるのに、一層の同情が朝青龍に向く可能性が高い。
クビやリストラにあった人が流す涙に、日本人は極端に弱い。(これはおっさんに効果が抜群。泣きたくっても泣けない中年男が、自分にその身を重ねるのだ)
クビにする正当な判断であっても、クビにされた人に同情してしまうんです。
意外にそんな感情に流されてしまうものなんです。

ここで、例え話を。
「元禄赤穂事件」を引き合いに出しましょう。(まあ、いつものように、強引な話なので、気軽に読んでください)
江戸時代1701年3月江戸城松の廊下で赤穂藩主・浅野長矩が、吉良上野介に切りつけた事件。いわゆる赤穂浪士の忠臣蔵の話。その発端となった、江戸城刃傷事件の話です。
まあ、この事件、加害者の浅野内匠頭が切腹となり、被害者の吉良上野介はおとがめなしだった。この幕府の裁定に不満をもった赤穂藩の旧藩士が、吉良上野介に仇討ちをし、浪士たちは切腹した。これを題材にしたのが忠臣蔵である。
まあ、簡単なあらましはここまでで、どこが相撲協会と朝青龍の同情と結びつくかというと、裁定が厳しいと、処分を下した方が非難され、処分された方に同情が向くということです。
元禄赤穂事件は、すべては、浅野内匠頭が起こした、刃傷事件から始まった。
 浅野内匠頭が刀を振り回して暴れた日、江戸城では勅使を迎えて饗応する重要な儀式が行われる直前であった。このため将軍の徳川綱吉は殊更に激怒し、浅野内匠頭に即日に切腹するように命じたんです。この裁定が、厳しいものだった。この処分でなければ、赤穂浪士の仇討もこれほど賛同されなかったに違いないない。
切腹ではなく、蟄居閉門や改易などの処分であったなら、それまでにあった大名家の取り潰しなどのよくある話である。
この裁定が赤穂浪士の美談を生んだといっても過言ではない。
厳しい裁定の怒りは吉良に向いたが、本当に批難したかったのは、幕府であった。幕府批判は当時、軽はずみに言えるものではない。庶民が赤穂浪士の仇討を義挙と賛美したのも、暗に幕府への不満を示すものであった。(この辺は、井沢元彦氏や丸谷才一氏の著書に詳しい)
要は、同情は意外に強力な味方ともなり、反対に大敵になる。
そこで、相撲協会の裁定。
朝青龍の同情論を回避しながら、守れそうにない条件を突き付けて、約定を破ったときに、「約束まもれなかったね」ということで、クビを切る。
おーこれって意外に妙手である。

相撲協会の中に策士がいるのかもしれない。

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