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クリスマスにスシを食べる日本人。

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この時期になると、スーパーやGMSも本格的にクリスマスモードへと突入して、チラシにはx'mas商材が大きく掲載されることになる。
クリスマスに寿司を食べる日本人

これらを見ると、年々「寿司」や「刺身」の方が、「クリスマスケーキ」よりも大きく扱われているように思われる。
「特別な日 手巻きすしパーティーをしょう」「ちらし寿司も」なんて言葉も見える。
クリスマスにスシを食べる日本人。
実に面白い。
キリスト教徒にとってこの日が大変重要であって、そこを日本人が理解し、その風習に従って、これを祝うのなら、それはそれで問題ないだろう。
しかし日本人は違う。
聖夜に、クリスマスとは何の関係もない寿司・刺身を食う。
またこのことに対して何の疑いを持つこともない。
よくよく考えてみれば、これはとても面白いことなのだ。
クリスマスに寿司を食べる日本人 2

クリスマスの宗教的意義などとうに消え去っていて、日本人にとってこの日は、日本人のための、日本人による「特別な日」になっているということを意味している。つまり「ハレの日」になっているのだ。
クリスマスケーキが日本人にとって「直会」であることは何度か書いているし、日本人が海外からやってくる文化を取り入れ(マレビト信仰)、そこに自分の文化を融合させ独自の文化を作ってきたことも何度か書いているので、今回その部分は省略。
過去記事 「クリスマスにケーキを切り分けて食べる意味は?」、「サンタクロース=恵比寿、大黒?」
恵方巻きとは何か その2 恵方巻きとは正月行事の凝縮されたものではないのか(仮説)

面白いのは、この日ほど様々な国の食文化を味わう日はないということ。
ケーキが「洋」なら、寿司は「和」。
ピザやパスタが「イタリア」なら、ワインは「フランス」、チーズは「欧州」、クラッカーは「イギリス」、チキン(七面鳥)やポテトチップスなどは元をたどれば「アメリカ」産(ハーゲンダッツのアイス、ケンタッキーのチキンやマクドナルドのチキンなんて人もいる。)、カレーは「インド」(この日は高級カレーという家庭もあるようで、クリスマス商品としてチラシに掲載されることも多い)、牛肉は「オーストラリア」のオージービーフ……。
また、焼肉パーティーなんてところもあるようで、そうなれば「韓国料理」となり、酒もワインではなく「マッコリ」だったり「ジンロ」だったりする。
飲料だって、ビール(国産がほとんどだが、この日は特別なので海外モノのハイネケンやバトワイザー)や、ケーキに合う「紅茶」(英国)「ウーロン茶」(中国)、「緑茶」(日本)、コカコーラ(米国)、炭酸のペリエ(フランス)……などなどとなり、まさに食の万国博覧会。ちょっと挙げただけでもこれだけあるので、ほかにももっとあるだろう。
それでも、さすがに、クリスマスに中華はないだろうと思っていたら……、
クリスマスに中華
「エビチリ」があった。(味の素の「クックドゥー」)

こう見ていくと、日本人は外国の(食)文化受け入れていることに何の抵抗感がないのではないかと、つくづく思う。
日本はよく「閉鎖的」「内向き」「島国で排他的」「ガラパゴス化して他の文化を排除している」などといわれて、散々批難されことがある。
果してそうなのだろうか。
クリスマスの例を見ても分かるが、外国の文化をこれほど柔軟に取り入れつつある国は、他にはあるまい。

それでいて、自国の文化を保っている。
実にユニークな国なのだ。
(日本には自国の確固たる文化の基盤がある。だからこそ他文化を受け入れる余地があるということなのだ。裏を返せば、その根幹を守らなければならないということ。)

司馬遼太郎はかつて、何でも自分の中に取り入れて、己のものとしてしまう日本の独特の文化を「胃袋の文化」と称した。
確かにそうかもしれない。
クリスマスにケーキを食いながら、寿司もピザもワインも食す。
みんな胃袋の中に押し込めて、「食文化」を楽しんでしまう。

そう思えば、日本人がクリスマスに寿司を食うという現象も、日本人の特性を考えれば、何の不思議もないということなのだろう。
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Author:消えた二十二巻


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