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テレビ番組「田舎に泊まろう」と相撲巡業はマレビトか?

物語を物語る

「相撲巡業は、マレビトでは?」と思い立ち、「神事としての相撲」をいろいろ調べていた。そんなときである。「田舎に泊まろう」という番組に元横綱の大乃国が出ていたのをたまたま見て、これこそまさに「マレビト」ではないかと思い至ったのである。

では、まず「マレビト」の説明から、簡単に。
まろうど。語源は稀(まれ)人で、遠方から稀に訪れる神聖な旅人の意。古い時代には客人を仮装した神とみなして歓待し、女性が一夜妻として奉仕する習慣もあった。神は海や空のかなたから季節的に来臨するという古代信仰、(えびす、年神、寄神)大和朝の皇子の遠征物語、弘法大師をはじめとする遊行僧の伝説などは神聖な客人の思想を伝えている。客人歓待は世界各地でみられた習慣で、食物や宿舎を与えてもてなすほか、性の歓待もみられた。(百科事典マイペディアより引用)
折口信夫が民俗学に取りいれた思想である。
つまりは、遠くからの客人をもてなし、それによって禍福を得るといったこと。
このマレビト信仰が相撲巡業に当てはまるのではないか、と私は勝手に思ったのである。で、いろいろ調べてみたが、そのようなことはどこにも書いていなかった。
相撲が昔は神事であることはよく知られている。奈良時代から、宮中では五穀豊穣を祈り、神々の加護に感謝するために行われていた相撲節会があった。また各地の神社では、天下泰平、子孫繁栄など祈願して相撲が行わる。それに土中の邪気を払う意味で四股が行われる(だから体重ある人ほど喜ばれるから相撲取りがこれを行う)これら相撲の所作は神道、陰陽道から影響を受けているという。
相撲取りが赤ちゃんを抱っこすると、元気で健康に育つといった伝承、泣き相撲なども神社の祭りとして行われることなどを見ても、相撲がかつて神事であったことを示すものの名残りではないかと思う。
それに「相撲」は俳句では秋の季語である。これは農耕儀式で、豊作凶作を占うために相撲が行われたことに由来する。それほどまでに庶民に広がっていったわけだ。
まあここで神事としての相撲を書き連ねても切りがないのでこれくらいにします。
そこで、私の見解としては、古代の相撲取りは、神の神託を受けるシャーマンや巫女のような存在ではなかったか。その名残をもつ相撲取りが地方を巡り、その土地々々で歓待を受けること、これすなわち「マレビト」なのではないだろうかということだ。(夜の接待は、今でも相撲巡業では地方ではめを外すらしい、まあ週刊誌での情報ですが……。となればこれもマレビト信仰の一種のあらわれとなるだろうか)
まあ、これは私の独善的な説ですが……。

さてここで「田舎に泊まろう」である。
「マレビト」が遠くから来る客人で、その土地で食を得て、宿泊するとなれば、
この番組の趣旨はまさに「マレビト」信仰である。(制作者がそう思おうと思うまいと)
そして、大乃国である。
どこかの田舎に行き(場所は忘れた)、泊まる場所を探す。だが、なかなか見つからない。中には冷たくあしらう人も、彼が元横綱だと知らない人だろう。この回は特に、冷たい人が多く、ただの体の大きな人だなあ、と思っていたのかもしれない。(これは彼が神だと知らないということ)。そして何軒目かで泊めてもらえる家が見つかる。このときその家の人が言う。「あんた大乃国だろう」そう、この家の人は彼が大乃国だと気付く。(つまり彼が神だと分かる)。そして御馳走を作り、酒を与え、風呂に入れ、寝具を提供する。この家で出来る限りの接待をするわけだ。
そして神である大乃国と家人は対話する。家族の話をし、自分の人生を語り、至福の涙を流す。(魂の浄化をする)
つまり福を得たのだった。
翌朝、客人である大乃国はその家を去る。
ふらりと現れた、神様。神だとは分からないので皆が敬遠する。だが一軒の家の者だけが泊めてやり、接待する。その家人はその客人が神だと知る。そして、神は福を与えて去っていく。そして、神に冷たくした者には、不幸がある。こんなパターンの昔話はよくあるだろう。それに相撲取りが、かつて神に近い存在(神ではなく、神託を行う存在)であり、その相撲取りの長である横綱が、客人となって、その土地に現れる。この番組は「マレビト」である。私はそう結論付けた。そうとでもしなければ、どうにも気持が落ち着かない。

「マレビト」がそんな簡単なことで説明できるわけではないし、奥の深い論であることは分かっています。専門家には、戯言のように聞こえるでしょうね。
でも私が理論で展開できるのは、ここまでです。そこで「民俗学」「折口信夫」または「神事としての相撲」に詳しい方がいましたら、専門外の私をどうか助言を下さいませ。どうにモヤモヤした状態なのです。(犯人の分からない推理小説みたいな感じかな)
どうぞお願いいたします。

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