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日本茶を売るフランス人

日経MJ新聞 平成24年6月11日から

日本茶を売るフランス人
英国で「YO!SUSHI」というすしチェーンが多店舗展開していたり、ラーメン屋が世界で広がっていたり、日本固有の食文化が外国人の手で新たな商品として生まれ変わるケースは多い。逆に本場イタリアにはないが、「ナポリタン」のように日本独自のスパゲッティとして定着する場合もある。
東京・吉祥寺で日本茶に新たな息吹を吹き込み、「新茶」を開発したフランス人がいる。ステファン・ダントン氏(47)、同氏が経営する日本茶専門店「おちゃらか」には夏みかん、すもも、あんずなど乾燥果実とそのエキスを加えたフレーバー茶約30種類が並ぶ。
ステファン氏は1992年に来日し、日本語も堪能だ。当初はワインや紅茶、レストランビジネスなどを手掛けていたが、日本の食生活に欠かせない茶を「母国のフランスに輸出できないか」と考えた。ただ日本茶は茶道文化があるなど外国人には敷居が高い。そこで「食事の際に飲み、香りの高い茶はワインに似ている」とみて、香りがあり、飲み口の優しいフレーバー茶の開発に思い至った。
フランス人が見た目で違和感を持たないように色も薄くしている。ワイングラスに入れた水出し茶は、白ワインのように見える。茶葉は自ら全国の産地を巡り、静岡県の川根という町でお気に入りを発見。今も98%が「川根茶」だ。
2005年におちゃらかを開業したところ、若者らの支持を受け一躍地元の人気店に成長した。日本産の素材、フランス人のアイデアと経営、そして独特の香りと味覚、話題性とストーリーを備え、今では吉祥寺の商業施設「アトレ」た大丸、伊勢丹など百貨店でも催事販売を手掛ける。おかげでフランスへの輸出は後回しになり、地元の日本の活躍の場が広がった。
パン食がコメ食を上回る時代。茶も食の洋風化で市場は低迷している。だが外部の目で見ると宝の持ち腐れになっていることが分かる。まさに「もったいない」だ。日本人以上に日本の価値を理解し、「日本の良さを広めたい」というステファン氏の情熱が市場を掘り起こした。(以下省略)

ブログって本来はこういうことをやるんじゃない?

朝、サボテンの花が咲いてました。
サボテンの花
よく見ると花びらにハチがいた。
サボテンの花と蜂
でも夕方にはもうしぼんでいました。どうやらサボテンの花の命は短いようだ。

うわ~、何かブログぽいぞ、たまにはこういうのもいいのかな。

「宇宙兄弟」と「キムチ」と「矜持」

「銀魂」や「ちはやふる」、「夏目友人帳」などの「国ほめ」アニメの放送が終わって見るものがないと嘆いていたら、「宇宙兄弟」なんかいいんじゃないと友人に薦められた。(小栗旬の実写版じゃないよ、アニメの方だよと、強く念を押された)
早速、録画してあったものを借りて見てみた。
面白い、抱腹絶倒、そして所々泣かせる。なるほどなるほど、これはいいアニメ(マンガ)でしょう。
だが、5話を見て愕然とした。
なぜ、キムチなのだ。
宇宙兄弟 キムチ
内容はこう、アメリカへ行った弟への日本のお土産の一つとして「キムチ」があるのだ。そして、それは母親が持たせたものだ。 なぜ? こういう時は「日本的」なものが選ばれるんじゃないの?
そして、番組後半ではこのキムチを使って兄が弟に「キムチ定食」を作って食べさせる。 こうなれば確信犯だろう。
気にならない人は気にならないだろうが、俺はものすごく気になる。
実際、検索してみると、これをネタにして叩いている人がいて「キムチ兄弟」と揶揄していた。(原作でもここはキムチだったようだ。)
この「宇宙兄弟」は日本人が宇宙飛行士になる話で、「日本人初」とか「JAXA」とか「日の丸」とか、とにかく日本人テイストにあふれている。(ここが気に入って見ていたのだが)
それがなぜかここで唐突に「キムチ」。
画像を見ると「国内生産」と表記されているが、兄のセリフでは「韓国キムチ」と言っている。
そうか2025年では、韓国も日本も同じ国なのか……。(東アジア同盟とか?統一韓国による日本併合とか?)
こだわらない人はいいけど、やっぱり「キムチ」と聞けば韓国・朝鮮をイメージするし、このアニメが海外で売り出されれば外国人は日本は韓国・朝鮮文化圏内なんだと誤解されるだろう。(実際、動画サイトでは英語字幕が付いて世界に配信されているし、違法だけど)
これで、日本国内がハングル文字で汚染されているのを見れば、そうかと納得するだろう。
過去記事  日本は韓国の文化植民地に成り果てたか?

さて、キムチと聞いて思い出すのが、「朝青龍のキムチ野郎発言」。
元記事 http://blog.livedoor.jp/morinhoor/archives/51666150.htmlからそのままコピペ。

韓国人記者「横綱はちゃんこ鍋が好きですか?キムチは食べないのですか?」
朝青龍「好きだ。キムチは食わんな」
韓国「キムチは優秀な食べ物で体によく、食べれば食べるほど壮健になります」
朝青龍 「食べないと言っているだろうが!!」
韓国「キムチはSARSも予防するし、たとえモンゴル人であろうとも食べなければならない」
朝青龍 「うるさい!キムチ野郎!」
韓国「日本での差別はひどかったでしょう?」
朝青龍「いや、別になかったっス」
韓国人記者「隠さなくてもいいですよ。どんな差別にあいましたか?」
朝青龍「いや、だから特になかったっス」
韓国人記者「"特に"ってことは、やっぱりあったんじゃないですか?! どんな差別でした!?」
朝青龍「だから、ねえって言ってんだろ!このキムチ野郎!!」

なぜこれを引いたのかといえば、やはり韓国・朝鮮人にとってキムチは、国を代表する食べ物だということが、自他ともに認めているということが分かるからです。
だから日本人がキムチを食べると複雑な心境となるのだろう。
元記事 http://japanese.joins.com/article/800/151800.html

「なぜ韓国キムチで日本が金儲け…」 韓国人を皮肉るウェブ漫画
韓国のウェブ漫画家ユン・ソインが、日本の「キムチ」に怒る韓国人を皮肉る漫画を描き、物議をかもしている。
ポータルサイトのヤフーに「ジョイライド」というウェブ漫画を連載しているユン・ソインは2日、「私たちが元祖なのに…」編を掲載した。太極旗が描かれた服を着た韓国人が「なぜ大韓民国のキムチで日本が金儲けをするのか」「大変だ。このままではキムチを奪われる」と怒る場面が出てくる。

となれば、日の丸背負った宇宙飛行士を描くアニメで、キムチを自国の食物かのように食べている姿があったら、怒るのは韓国・朝鮮人の方なのではないのか。

むかし、当サイトで、日本人宇宙飛行士たちが、宇宙へ日本文化に関するものを持っていくのが不思議だったことを書いた。
過去記事 「理系女子から宇宙飛行士へ。そして宇宙で日本文化を語れ!」
それは、日本の宇宙飛行士の応募要件にこんな項目があるからだった。

日本人の宇宙飛行士としてふさわしい教養等(美しい日本語、日本文化や国際社会・異文化等への造詣、自己の経験を活き活きと伝える豊かな表現力、人文科学分野の教養等)を有すること。

日本文化(食文化)の中に、キムチはない、あれは朝鮮の食文化だ。異文化への造詣があれば、他文化を尊重すれば、それを自国文化のように扱うことはできない。別にここでキムチを軽蔑しているわけではないのだ。
だから日本人飛行士を描くアニメで「キムチ」はないはずだ。

まあ、細かいこと言ってすいません。アニメ・マンガとして「宇宙兄弟」はとてもいい出来なので、そういうことが気にならなければお勧めでしょう。

でも、私は、5話以降見ていません……。これは矜持にかかわることなので……。
だれか他にいいアニメを薦めてください。

子供の好きな国・行ってみたい国の理由がそれぞれで面白かった。

先日、小学生の娘が通信簿をもらってきた。
面白かったのは「総合学習」の項目。
自由研究みたいな科目なのか、「工場見学の発表」とか、「リサイクルのまとめ」とか学期によって違うらしい。3学期は各々が自分の好きな国、行ってみたい国について調べて発表するということだったらしい。
自分の娘は「イギリス」だった。
何故って?
そりゃ、「けいおん」を観たからです。
過去記事「クリスマスイブに娘と映画「けいおん」を見てきたよ!」
映画・けいおん

先生のコメントには「イギリスのビッグベンやバッキンガム宮殿について大変よく調べてきました。よくできました」みたいなことが書いてあって、評価は「達成」だった。
「ロンドンってどこの国?」なんて平沢唯みたいに最初は訊いていた娘ですが、自分なりに調べて発表したようです。
切っ掛けは「けいおん」なんですけどね。まあ、いいことです。
(「ここはブータンと答えるのが時事的にいいぞ」と娘に言ったら、嫁に怒られた)

クラスにもう一人「イギリス」を発表した子供がいたという。
「ハリーポッター」かそれとも「ロンドンオリンピック」かと思ったら、「シャーロック・ホームズ」が好きだからという理由だったという。そういえば自分らの子供のときにもホームズ好きやクリスティー好き(このころポアロやミス・マープルのテレビや映画が結構やってた)がいたなぁ。この子は頭もいいというから、将来はミステリー作家にでもなるかもしれませんね。(京大ミステリー作家、綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎のように。私は我孫子武丸が好きだったな)

面白いので、他の子供はどんな国を挙げていたか訊いてみると、「フランス」が多かったらしい。
意味はあまりなくイメージで行ってみたいと思うらしい。
まあ、大人も雰囲気に流されるのは同じだけど、こういう良い印象というは大事なことだろう。
アメリカは多いかなと思ったけど、そうでもないらしい。ディズニーやらハンバーガーやら米国文化を影響を多分に受けているはずなのに不思議だ。国としてのイメージが良くないのか、それとも日本がすでにアメリカ的文化と同化して、子供ながらに今さら、行きたい国・好きな国として挙げるほどでもないのか、その辺は分からない。
気になったので「中国は?」と訊くと、一人いて、理由は「パンダ」だったらしい。納得。
「で、韓国は?」と訊いてみると、これは二人いて、一人は親の影響か、韓国ドラマやKPOPを理由に挙げて、もう一人は「韓国のり」が好きだからという理由だったという。
これは笑ったが、考えてみると、食文化でその国を好きになるというはとても大事なことだ、やはり胃袋をおさえるは強いよね。
過去記事「食文化って大事だとつくづく思う。
と、まあこういう子供の話でもいろいろ面白いことが聞けた。

死んでからも子供に語られるような父親になりたいなぁ

平成24年2月11日 読売新聞・橋本五郎「五郎ワールド」から。

森鷗外の父なるもの
<夜中に目をさまして、「パッパ、おしっこ」そう言うと、隣の布団がむっくり持ち上がって、父が立ち上がって便所へ連れていってくれた。握られた父の手からは、無限のやさしさが伝わり、廊下はつめたかった。
用をたすあいだ父は廊下に立っていた。父は細長く三つに折った懐紙を取り出して、一二滴の粗相のあとをていねいに拭いてくれた>
三男・類の『鷗外の子供たち』(ちくま文庫)で描かれた父親としての森鷗外である。次女・小堀杏奴は『晩年の父』(岩波文化)で回想している。
<父は一緒に寝床までついて来てくれて、枕許に坐って話しているか、そうでなければもうとってある父自身の寝床に横になって話して行った。「パッパ、手」。そういって私は父の差し出す手を両手で大切そうに持って寝た。(弟の類も)「パッパ、僕にも手」。そうして何時の間にか、私は知らない中に寝てしまった>長女・茉莉の「幼い日々」(小池真理子選『精選女性随筆集 森茉莉・古屋信子』文藝春秋)
〈私は軍服を着た父が、好きだった。……その軍服の胸の中に、小さな胸一杯の、私の恋いと信頼とが、かけられているのだった。「パッパ」。それは私の心全部だった。父の胸の中にも、私の恋しがる小さな心が、いつでも、温かく包まれて入っていた〉
(中略)
鷗外のもっとも根本にあったのは「嫡男意識」だった。唐木順三は漱石との比較で論じている。(『唐木順三全集』筑摩書房、第二巻)漱石には末子でなければ持ち得ない自由さがあった。鷗外は常に舵を取って難所を切り抜けていかなければならない嫡男、船頭だった。〈鷗外は一家の家長としての体面を立派すぎるほど立派に保った。賢くて気の強く美しかった母峰子に対して一生鞠躬如(きゅきゅうじょ)として仕えた。これもまた気の強く美しくもあった己が妻と母との、ともすれば波も風も起ってしかるべき間柄を、できるだけ小波風でとどまらせようして巧みに「舵を取った」〉
鷗外は母に仕えて鞠躬如であったように、陸軍の長老山県有朋に仕えてもそうであった。さらに天皇に仕えてもまことに鞠躬如であった。
1929年7月9日、鷗外は60歳の生涯を終えた。最後まで医薬を斥け、延命治療を拒否した。死の3日前、親友の賀古鶴所に遺言を口述した。
〈余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス……墓ハ森林太郎墓ノ外一字モホル可ラズ〉
死因は「萎縮腎」と発表された。直接の死因が「肺結核」だったと公表されたのは32年後のことである。鷗外三十二回忌に際し、長男・於菟が鷗外の主治医額田晋博士から聞い話として明らかにした。(森於菟『父親としての森鷗外』筑摩書房)
鷗外は主治医に「このことだけは人に言ってくれるな、子供もまだ小さいから」と頼んだという。唐木は「未婚の子女をもった鷗外は、結核の家系とみられることを怖れて、おのが死病の名を変えて発表させる工作をした」と書いている。鷗外は最後まで子供たちを守ろうとした。それに比べ、自分はいかなる父親なのか。深く自問せざるを得ないのである。

小学生の娘がいる私には、とても感慨深いコラムだったので、書き起こしてみました。
娘からみて、果してわたしが、尊敬される父親となっているのか、まあ尊敬とまでいかないまでも慕われる存在ととなっているのか、少々心配ではあります。(まさに本文にあるように父親として自問してしまいます)
娘や息子たちに「父親」として敬慕される森鷗外は、人間として素晴らしく、いい人生であったと言えるでしょう。
私もかくありたい、と思いました。

ここで話は一気に下品になる。
「デリカシーがなさすぎる」″ロリコン特需″のラサール石井に一家離散の危機」という記事を読んだ。
この男がどうなろうと本当にどうでもいいことだが、浅田真央への侮辱ツィッター事件以来、顔を見るのさえ気持ち悪い。過去記事
こいつが、自分の娘より年下の女と再婚し、それがどこぞの女優に似ているとか、挙句は嫁とは週2回やっているとか、そんなお前の性生活の情報などマジでどうでもいい。ただ思うのは、いい歳こいて人前でアホを曝すバカな男だということだけ。
それでも、高学歴の知識人タレント(ただし何が本業なのかは分からないし、タレントといっても何の芸があるのかも分からないが)としていまだにテレビで持て囃されているというのはどういうことだろう。テレビ・マスコミのバカさ加減にもとことん呆れてしまう。
だが、元妻をテレビでコケにして、捨てた娘とは絶縁状態にあるというから、これはこれで笑ってしまうではないか。

さてさて、鷗外とこんな人物を一緒の記事にするには訳がある。
「人の父親」としては同じ立場にあるからだ。
だが、この違いは何なのだろう。
自分の子供らに尊敬され後々まで語られる人生と、
自分の娘と同じくらいの女と再婚して、自分の妻子らを見捨て、その子らと絶縁状態になる人生と、
どちらの人生が「人として」いいのか。
……。
まあ、人によっては「ラサール石井」的人生がいいという人もいるでしょうが……。やはり私は「鷗外的父親」になれればいいなと思いを新たにしました。

追記 
翻って、自分の娘はといえば。
進研ゼミの全国実力診断テストで「全国1位」になっていました。
これは、ワロタwww。
全国1位

まあ、後になって「こんなこともあったなぁ」という記念として載せてみました。(そうあるもんじゃなから)
別に、勉強をやれ!やれ!なんて強制もしてないんだけどね、軽く全国1位って(親バカぶりを発揮しています)
家じゃ、ちびまる子とかプリキュアとかアニメばかり見てるけど、軽く全国1位って(しつこいですね)

でも思うんですよ。成績も大切ですが、頭がいいだけじゃダメなんじゃいかと。勉強が出来て、ラサール高校行ったって、自分の子供と絶縁状態になる人を見ると、それは何か大切なものが抜け落ちた不幸な人生なんじゃないかと。(まあ幸不幸の価値観は人によって違うけど)

そして親として願うのは、健康であることと、「けいおん」とか「ちはやふる」とか「コボちゃん」とか観て、これは面白い話だなと感得できる力を養って欲しいということ。そして、その物語の中に大切なものがつまっていると感じ取ることのできる感受性をいつまでも失わないでほしいということだ。

過去記事「クリスマスイブに娘と映画「けいおん」を見てきたよ」で書いたように、それが娘と父親とのいい思い出となればいいんです。そう、森鷗外の子供らが夜中にトイレに付いていってあげたように、何気ないことが父子の記憶として残ればいいと願うのみです。

と、「五郎ワールド」の記事からいろんなものをくっつけてみました。

苦戦中!

ブルーノ・タウトの「日本文化私観」と「アニメは日本文化を救えるか」シリーズの大まとめとして、和辻哲郎の「風土」と「テレ東の旅番組」と「アニメに出てくる和文化」と「言霊」と「国ほめ」を混ぜて総括しようとしましたが、上手くいきません。
なので、後回しにします。 

こうやっていつも最後はブン投げるのだ。
「二十歳の三島由紀夫」しかり、「新田義貞伝承を追う! 実は「東毛奇談」の続編 」シリーズしかり……。
まあ、気軽で気ままなサイトなので、自分の気が向いたときに書きたいと思いま~す。

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すみません…、只今コメ返しをしておりません。しかし、しっかりと読んでおります。こんなわがままなサイトですが、気が向いた方は、どうぞ書き込んでください。

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消えた二十二巻

Author:消えた二十二巻


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